『世界の果てまでイッテQ!(日本テレビ系列)』で大活躍中の沖縄ターザンこと、キジーさんの初の書籍『生き抜く力を身につけよう 沖縄ターザンの冒険ずかん』。キジーさんの魅力、この本の魅力をたっぷりお届けする新連載をスタートします。試し読みなども準備中ですので、お楽しみに!
初回は、書籍を作ることになった経緯からロケの様子までを担当編集が振り返ります。キジーさんの躍動感溢れるお写真とともにぜひ、お楽しみください。
(撮影:ミヤイチ“ポルコ”マサヒコ)
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きっかけはYouTubeのおすすめ
『沖縄ターザンの冒険ずかん』の企画を出してからよく聞かれることがあります。
キジーさんのことをどこで知ったの?
知った、というよりは「おすすめされた」が正解かもしれません。”あるときYouTubeを開いたら、上半身裸のキジーさんが出てきた”……これが『沖縄ターザンの冒険ずかん』の始まりでした。
ビジネスキャラかと思ってた……
さっそくロケの様子を綴っていこうと思います。
「え? ロケをしたの?」と驚かれることがとても多いのですが、この本に使用されている写真の9割が、3日間の沖縄ロケで実際に撮影したものです。
ディズニー映画のような星空も、ロケ初日の晩に撮影しました。
ロケ当日の朝、集合場所にライターの伊藤さん、カメラマンのポルコさんと集合しました。みんなで待機していると、遠くから上半身裸の大きな男性がやってきました。何を隠そう、キジーさんです。
「こんにちは!」と動画のままのフランクな挨拶をするキジーさんは極めてナチュラル。このときわたしは思いました。
ビジネスキャラかと思ってた……
自分からオファーをしておいて本当に失礼な話ですが、まさか普段から動画通りの身なり、動画通りのキャラクターだとは思ってもいなかったのです。
こうして呆気にとられるわたしをよそに、ロケはスタートしました。
禁断の土地・ターザンの村へ
1つ目のロケ地は、キジーさんが開拓した『村』。実はここは、誰にも場所が明かされていない禁断の土地。地図にも載っていないため、キジーさんがいなければ辿り着くことは不可能です。キジーさんはここに雨風をしのげる小屋などを建設していると話してくださいました。(書籍にはキジーさん直筆の『村の理想図』を収録しております!)
キジーさんはこの村で寝泊まりをすることが多いのだとか。ここでは、子どもの頃の様子やYouTube活動を始めたきっかけなどを聞くことができました。
ここで聞いた話はどれもおもしろいものばかりでしたが、特にキジーさんの名前の由来が印象的でした。
「キジー(Kidzy)」という名前は、沖縄に伝わる精霊・キジムナー(気になる方はこちら)が由来なんだそう。また、英語表記に含まれる ”Kid” には「子ども心を忘れない」という意味が込められているとのことでした。
「今は『ターザン』という代名詞を使って活動しているけど、いつか『日本の自然のなかで暮らす人の代名詞=キジー』になったらいいな」と語るキジーさんの、輝く瞳が忘れられません。
人に好かれるターザン
テレビで見ていても分かることですが、キジーさんはいつでも上機嫌で、必ず周りを楽しませてくれる方。でもそれは、「陽気さ」だけでなく、頭の回転がはやく、相手が何を求めているかを即座に判断できるからこそだったのだと、このロケで知ることができました。
キジーさんのマネージャー・ノブさんがよく言っていますが、「キジーに出会った人はみんな、キジーを好きになる」はまさにその通りです。村での取材だけで、伊藤さん(ライター)もポルコさん(カメラマン)もわたしも、キジーさんが大好きになりました。
次回は表紙撮影の様子やビーチで食料を探す様子をお届けします。お楽しみに!
生き抜く力を身につけよう 沖縄ターザンの冒険ずかん
自然はぼくたちの先生だ!
『世界の果てまでイッテQ!(日本テレビ系列)』で大活躍中のキジー、初の本。
アリを観察すると、天気が読める。溺れてしまったら、口だけ海面に出すべし。耳まで水につかると、癒される。……ほか、ターザンの知恵48。