辛い生理痛・PMSを軽減するアーユルヴェーダの美レシピ金原杏奈（モデル）

ニューヨークとLAの2拠点でモデルとして活躍する金原杏奈さんの初めての著書『パーフェクト・ビューティ』が本日発売されました。世界中のセレブやモデルも夢中になっている、今注目の「アーユルヴェーダ」を使った美容習慣をご紹介する一冊です。本書の中から内容を一部、抜粋してお届けします。

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生理は究極のデトックス

女性の場合、妊娠中と授乳期を除き、思春期から更年期まで毎月やってくる生理。生理は、妊娠する準備として厚くなった子宮内膜が剥がれ落ちて排出されるもの。ある意味、究極のデトックスなのです。妊娠・出産するための体の大切な機能ではありますが、生理痛やPMSに悩む人は多く、痛みや不調を軽減するために、子宮に入れる避妊具・IUDや低用量ピルを10代から選択する女性も増えていると聞きました。

毎月の苦痛を楽にするために、それらの治療が最善策なのであれば迷わず選択してほしい。でも体が健全な状態であれば、本来痛みはないもの。婦人科を受診しても特に異常が見つからなかったら、痛みや不調の根本原因と向き合うことも必要だと思います。そう、自分の体の声を聞く、です。アーユルヴェーダでは、1ヶ月の精神状態や生活が生理に影響していると考えられています。ハードワークや睡眠不足が続いたり、ストレスが溜まったりしていませんか。生理痛は体からのSOSかもしれません。

生理痛やPMSを軽減するためのヒントをお伝えします。

PMS

食生活で、ある程度コントロールが可能です。生理前はヴァータが強くなるタイミングなので、食事は生ものを避けましょう。排卵から生理まで、お酒やコーヒー、辛いものの摂りすぎにも注意。また、発酵食品は体の中で発酵して酸性に傾くので控えめに。

生理が始まる1週間前からアビヤンガ（全身のオイルマッサージ。本書65ページをお読みください）で体を温めて血行を促せば、冷えからくる生理痛の緩和に効果的です。

生理が始まったら

3日間は自分を甘やかし、リラックスして静かに過ごしましょう。アビヤンガをすると排出を促しすぎてしまうので、4日目までお休み。家事や仕事をペースダウンし、プライベートの予定も減らす方がベターです。ハードな運動はやめ、ストレッチやハタヨガ程度に。

生理痛がひどいときはお風呂にエプソムソルトとジンジャーのパウダーや精油、ラベンダー精油を入れて入浴してみてください。キャスターオイルを使ったお腹パックも効果的。キャスターオイルをコットンやガーゼに浸して、おへその下に広めにのせて、上からラップでカバーして2～3分横になるだけ。鎮静作用のあるキャスターオイルが吸収されて痛みが和らぎます。小腸の働きがよくなるので、乾燥が原因の便秘で悩んでいる人にもおすすめ。

ドリンクは、ローズ、ラベンダー、カモミールなどお花系のハーブティーやネトルティー、ゴールデンミルク（本書73ページをお読みください）。
生理中に甘いものを食べたくなるのは、体が鉄分やミネラルを求めているからと言われています。それをヘルシーに叶えるレシピが、スパイス入りのホットチョコレート。これならお菓子より罪悪感なく体の欲求を満たせ、ほどよい甘さと風味豊かな香りで気分も落ち着くはずです。

「スパイス入りのホットチョコレート」

材料（1人分）

カカオパウダー 大さじ1

カルダモンパウダー 小さじ1/4

シナモンパウダー 小さじ1/4

ギー 小さじ1/2

水 50cc

牛乳または植物性ミルク 150cc

お好みでメープルシロップ 適量

作り方

1. 小鍋にメープルシロップ以外の材料をすべて入れ、沸騰寸前まで温める。

2. カップに注いで、お好みでメープルシロップを足す。

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7月19日（金）に実施した金原杏奈さんによるトークショーのアーカイブ視聴チケットを販売中です。

→アーカイブ視聴チケットは幻冬舎大学のお知らせページから