ニューヨークとLAの2拠点でモデルとして活躍する金原杏奈さんの初めての著書『パーフェクト・ビューティ』が7月18日に発売されました。世界中のセレブやモデルも夢中になっている、今注目の「アーユルヴェーダ」を使った美容習慣をご紹介する一冊です。本書の中から内容を一部、抜粋してお届けします。
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相性の悪い組み合わせを避ける
ビタミンが豊富でヘルシーな食材の代表・フルーツ。でもフルーツは、ほかの食品よりも消化が速いので、食べ合わせには注意が必要です。日本では食後のデザートにフルーツを食べることが多いですよね。しかし、それでは胃が前の食事を消化している途中にフルーツが胃の中に入ってきて、食事の上にフルーツがくることになります。その結果、どうなるかというと、食事より先にフルーツの消化が終わっているのに、食事が詰まっているせいでフルーツが胃から先に送られなくなります。そのまま時間が経つと、胃の中で消化されないまま腐ってしまうと考えられています。
食後にフルーツを食べたことで起こりうる症状として、胃の中で食事が発酵してお腹にガスが発生したり膨張感を覚えたりということがあります。なので未消化物を作らないために、フルーツは食後ではなく、おやつとして単体で食べるか、食事と一緒なら最初に食べましょう。それを知ると、食後のデザートの選び方も変わってきますよね。ケーキよりフルーツの方が健康的だと思うかもしれませんが、消化のスピードで考えるとケーキに軍配。消化を促すスパイスが使われているケーキならエクセレント! 順番をつけるとしたら、ガトーショコラ>ショートケーキ>フルーツタルトです。
実は、ベストフレンドに見える、ヨーグルト×フルーツも、おすすめできません。フルーツは消化が速く、ヨーグルトは消化に時間がかかるからです。フルーツ×ナッツも同じ。とにかくフルーツは消化が速いから単体で摂るのがベスト。
それから、オレンジジュースとコーヒーを同時に飲むのもちょっと待って! どちらも酸が強く、胃の中で混ざると悪いバクテリアが発生しやすくなります。同じ理由でグレープフルーツも注意が必要。ホテルの朝食ではよくあるパターンだし、最初に知ったときは私もショックでした。毎日じゃなければ大きなトラブルにはならないと思うけれど、できるだけ避けたいコンビネーションです。
牛乳と魚や肉を一緒に調理するのも、おすすめしていません。牛乳を何かと一緒に火にかけてしまうと、消化しづらくなると言われています。豆乳や植物性ミルクは大丈夫なので、シチューを作るときも豆乳がおすすめ。牛乳は滋養があり、重さを与えてくれるから、単体で摂るならヴァータの人には向いています。でもアメリカの牛乳はホルモン剤が投入されているものが多いので、私はアメリカに来てからずっと植物性のミルクを選んでいます。女性の場合は生理に影響が出ることもあるし、牛乳を飲むなら品質を吟味したいものです。
加熱の際に注意が必要なもので言うと、はちみつもそう。加熱したはちみつを蜂に食べさせたら死んでしまったという研究もあり、加熱で毒素が増えると言われています。買うなら生のはちみつを選び、加熱調理には使わないこと。温かいドリンクに混ぜるなら、熱々の状態ではなくちょっと冷めてからがいいでしょう。
パーフェクト・ビューティ
ニューヨークとLAの2拠点でモデルとして活躍する金原杏奈さんの初めての著書『パーフェクト・ビューティ』が発売されました。世界中のセレブやモデルも夢中になっている、今注目の「アーユルヴェーダ」を使った美容習慣をご紹介する一冊です。本書の中から一部、内容を抜粋してお届けします。