「現地に足を運び、肌で感じてみる」ことが、最短ルートです。
モナコのパレスエリアで暮らす唯一の日本人・エミチカさんからの新刊『「逢いたくなる」オーラをはぐくむモナコからの言葉77』より、すべての女性をチアアップしてくれるメッセージをお届けします。
今回は「どうやったらモナコに住めるのですか?」という問いかけに対する答えです。
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モナコの宮殿まえに唯一暮らす日本人として、私は皆さんから「どうやったらモナコに住めるのですか?」と質問をされます。
ですが、正直にお話しすると、「私にもわからない」のです。
もちろん、細かな手続きや居住条件などは、ネットで調べればたくさん出てきます。でも、本当に大切なことは、ネットで知ることはできません。
私がノウハウをお伝えすることができないのは、「HOW」ではなく「FEEL」で行動してきたからです。語学もできない、モナコの人脈もゼロ、それなのに住むことに踏み切った――。現性が低くて、どう考えてもHOWを答えられないのです。
ただ1つ言えるのは、モナコに暮らしたい、レッドカーペットや舞踏会に参加したいと本気で願うのなら、まず何より「現地に足を運び、肌で感じてみる」ことが、実現への最短ルートだということです。
マーケティングでは、知りたい場所に足を運んで現地調査をしたりしますが、それと近い感覚かもしれません。ネットでどれだけ情報を漁ろうと、行った人の話を聞こうと、「百聞は一見にしかず」なのです。
起業家に「どうしたら起業できますか?」と尋ねても、人によっては「役所に開業届を出せばいいんだよ」と言われておしまいでしょう。私も、そうした「HOW」を聞くことには、あまり意味がないと思うのです。
方法論を尋ねるというのは、知りたいことを手っ取り早く知ることができる最短ルートのように見えますが、じつはもっとも遠回りしていると感じます。
夢の実現が確実にスピードアップする方法があるとするなら、自分で足を動かして現地に行き、その目で確かめること。自分の感覚を信じて、「FEEL」を最優先にすること。この2つしかないと思っています。
「逢いたくなる」オーラをはぐくむモナコからの言葉77
女性起業家として大成功した、モナコのパレスエリア(王宮前)で暮らす唯一の日本人、エミチカさんがモナコから届ける、みんなから「逢いたいな」と思われる人になるためのメッセージ77。「美しい野心」「図々しくエレガンスに」「美しく稼ぐ」「破壊と再生」「一人オセロ」など、背中を押してもらえる言葉によって、仕事でも私生活でも誇らしく美しく歳を重ねられるでしょう。心の「ヨロイ」を脱ぎ去れば「できない」が「できる」に変わります。そばにいるだけで「強運」を引き寄せる人を目指して。