生成AIの台頭で、いかに”常識”が変化しているか?我が子の未来のために、いますぐ、現実を見つめ、価値観を変えよ!
富永雄輔さんの最新刊『AIに潰されない「頭のいい子」の育て方』より。
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ユーチューバーという仕事を受け入れられない親が迎える末路とは?
ユーチューバーなる若者が登場し、「なんだそりゃ」と半分バカにして見ていたら、我が子が「将来はユーチューバーになりたい」と本気で言い出した。今“ちゃんと稼げている親”としては、さぞかし心配なことでしょう。
みなさん親世代は、誰でも知っている職業や、誰でも知っている会社に大きな価値を見いだしてきました。そうでなくとも、小さな会社を選んだり独立したりしたことのある人は、その先にでっかい目標を掲げていたのではありませんか?
少なくとも、自分で撮影した映像をインターネット上で公開することなど、到底仕事とは捉えなかったはずです。もしかしたら、「そんなことは、まともに仕事に就けなかったやつが暇つぶしでやっているんだ」などと考えていたかもしれません。
しかし、子どもたちの頭の中にある仕事のイメージは、親世代とはすっかり異なっています。
20年くらい前までは、はっきりとした姿の見えないインターネットの世界はリスキーなものだと思われていました。ところが、GAFA(Google・Apple・Facebook〈現Meta〉・ Amazon)の存在が、そうしたイメージをすっかり変えました。子どもたちにとって、ユーチューバーは立派な仕事であり、非常にかっこいい憧れの存在なのです。
「ユーチューバーはかっこいい」と思っている子どもは、「なんだそりゃ」と思っている親より、遥かに時代に適応しています。とはいえ、ユーチューバーもいずれは化石になるでしょう。だから、親は「その先」を示してあげねばなりません。
子どもは感覚が鋭くても、どうしても計画性に欠けます。そこで、「わかっている親」が、一緒に考え導いてあげることによって、その子が大化けする可能性が生まれます。
自分の古い価値観に引きずられ、子どもを潰してしまうのか。
新しい子どもの道を一緒に探ることで、自分も生まれ変わるのか。
「今、成功している親」に、それが問われているのです。
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【新刊】AIに潰されない「頭のいい子」の育て方
生成AIの台頭により、5年後には今ある職業の2割が消えると言われる。まず淘汰されるのは、ホワイトカラーの中のエリート層だ。そんな時代の「頭のよさ」とは何なのか。親は何を目指して子どもを育てればいいのか。「親自身の成功体験を忘れろ」「“一つを極めろ”より、“あれもこれも”の選択肢を」「いつも勝てる場より、競争を」など、親の価値観転換を迫る緊急提言とともに、「愛嬌がある」「負けた回数が多い」など、伸び伸びと強く生きていける子どもの特徴も解説。子どもの未来への不安を払拭する、きれいごと抜きの実践的子育て論。
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