お恥ずかしながら、一人暮らしを始めて35年の月日が経ちますがわたくし、一度も住まいのエアコンの掃除をしたことがありません。再度言います、お恥ずかしながら。20代の頃は小さなアパートで、窓にはめるタイプのエアコン。そもそも掃除なんて思いもしなかった。30代は普通のいわゆる壁掛けのエアコンで、フィルターは何度か掃除しましたが、んー、時代ももしかしてあったのかな。清掃をプロの業者さんに頼むなんて、一部のお金持ちの方のやることで、こちとら何せお金がなかったですし、これまたまったくもって思い浮かばなかったです。40代はやっと仕事がいただけるようになって、ありがたくも忙しくてあまり時間がなかったのもありますし、やっぱり知らない人をウチの中に、なんていうのもちょっと怖かったりしてね。そんなこんなでいろんな理由、というか言い訳を並べて、エアコンは完全にほったらかしでここまでやってまいりました。今の家にはもう7年住んでおりますが、もちろん(? )一度も清掃しておらず。数年前からは、エアコンのスイッチを入れるのが怖くなりまして。ほら、テレビとかでやっているじゃないですか、エアコンの中にはカビが、とか、雑菌が、とか。それがスイッチを入れたとたんに部屋に撒き散らかされる、と思うとなかなか不快。正直冬は何か着ればいいのでなんとかなってきたのですが、夏です。問題はここ数年の異常な暑さ。そこで私がとった対策は、“耐える”。昭和のよくないとこ、出ました。“耐える”。実家の親にも「あの頃の暑さとは違うんだから」とクーラーをつけるよう言っているそばから、自分がこれじゃダメですよね。首にタオル巻いたりしてね。汗を拭き拭き、な生活でなんとかやり過ごしていたんです。
ここから先は会員限定のコンテンツです
- 無料!
- 今すぐ会員登録して続きを読む
- 会員の方はログインして続きをお楽しみください ログイン