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  4. 日本戦以外のおすすめカードはこれ!

 日本代表チームに力を与えるために、スタンドを満員にする。それがこの連載の本旨ではある。だが、見てほしいのは日本戦だけではない。なにしろ世界最高峰のブラインドフットボーラーたちが東京に集結するのだ。その信じがたいほどの妙技に触れれば、「ウソだろ?」「マジかよ!」「ヤバいだろこれ」「人間てすげえ」「どんだけサッカーが好きなんだこいつら…」などなど、あらゆる驚きの言葉が口をつくであろう。

 ブラインドサッカーは、これまで人類が思いついたボールゲームの中でも最高度に難しい競技だと私は思う。ふつうに考えたら、見て面白い競技になるような気がしない。ところが世界中にいるサッカー好きの視覚障害者たちは、それをエンターテインメントのレベルにまで高めた。その情熱と努力には、ただただ敬服する以外にない。こんなにスゴいスポーツイベントが日本で初めて公開されるのだから、パンダやモナ・リザ並みの行列ができないほうが不思議なくらいだ。比較対象が古くてすみません。

 とはいえ、グループリーグは試合がたくさんあるので、どれを見に行くべきかわからない人も多いだろう。そこで今回は、日本戦以外のおすすめカードをご紹介する。

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「ブラインドサッカー世界選手権2014」スタンド満員化プロジェクト

ブラジルW杯だけじゃない! 今年11月、全盲の視覚障害者がプレーするブラインドサッカー世界選手権が東京で開かれる。国立代々木競技場の特設スタンドを満員にして日本代表を応援する――ライター岡田の「ブラサカ満員化プロジェクト」が始動した。

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岡田仁志

昭和39(1964)年北海道旭川市生まれ。早稲田大学第一文学部文芸専修卒業。3年間の出版社勤務を経て、フリーライターに。深川峻太郎の筆名でもコラムやエッセイ等を執筆。著書に『闇の中の翼たち――ブラインドサッカー日本代表の苦闘』(幻冬舎)。

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