世の中の #トホホ を拾い集めては披露してくれる、歌人芸人の岡本雄矢さんのお友達のトホホ。
『全員がサラダバーに行ってる時に全部のカバン見てる役割』『センチメンタルに効くクスリ トホホは短歌で成仏させるの』絶賛発売中!
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幸せな人しか基本来ないからサーティワンで働きたいな
先日、知り合いの女性から転職をしたいという話を聞きました。
彼女は携帯ショップで働いているのですが、店には毎日のように怒ってる人がやってくるのだそうです。
なんでこんな料金になってるんだとか、こんなプランにした覚えはないだとか、ありとあらゆる怒ってる人が来店をするので、ストレスがすごいと彼女は言います。
僕は想像しかできませんが、たしかに大変そうだな、と納得します。
続けて彼女は言います。
「私、サーティワンで働きたいんだ」
サーティワンとは有名アイスクリーム屋さんです。
理由を聞くと、彼女は言います。
「アイスクリーム屋さんって、基本的に幸せな人しかこないと思うんだよね」
幸せの定義は人それぞれ違いますし、心から幸せな人なんてこの世に存在するのか? という疑問はありますが、たしかにアイスクリーム屋さんに怒ってる人が来店するイメージはあまりありません。
楽しげな人が列をなしているイメージです。
なるほど、こういう職業の決め方もあるのだなと、僕はとても新鮮な気持ちになりました。
働いている人は全員、職業に関係なく尊敬いたしますが、携帯ショップで働いてる方たちってすごいんだな、と僕は思いました。
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新刊『センチメンタルに効くクスリ トホホは短歌で成仏させるの』に続き、
『全員がサラダバーに行ってる時に全部のカバン見てる役割』が文庫に!
読めば読むほど、なぜか幸せな気持ちにしてくれる短歌&エッセイをお楽しみください。
僕の不幸を短歌にしてみました(エッセイつき)
著者は、主に”不幸短歌”を詠む「日本にただ1人(たぶん)の歌人芸人」。
よく失敗する、言いたいことが言えない、反論したくても返せない、なぜ自分だけこんな目に合うのかといつも思う、自分には劇的なことが起こってくれないと嘆いて生きている……。
そんな著者から見える”世界”を、フリースタイルな短歌(&ときどきエッセイ)にしてお届け。
もしあなたが自分のことを「不幸だ」と思っているなら、「もっと不幸な男」がここにいると思ってください。
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