東京オペラシティ アートギャラリーでもうすぐ会期が終わる「高田賢三 夢をかける」展に伺いました。年表と、これまでデザインした素敵な服の数々が並んでいました。時代を経ても普遍的なおしゃれさが。ポジティブになれる花柄のアイテムも多いです。ご本人の動画を観ると、かなり陽キャでいらっしゃるようでした。日本を、地球を、ファッションで元気づけるという使命を持っていたのでしょうか。コロナで亡くなられたのが惜しまれます。
年表に出てきた、文化服装学院の同級生、コシノジュンコ氏が60年くらい前の写真なのに今と変わらず、早くに完成されていたスタイルだったことがわかりました。
高田賢三は木綿の可能性を追求し「木綿の詩人」と呼ばれていたそうです。
私もサンプルセールで買った記憶の、KENZOの木綿っぽいトップスを持っていました。結構タイトなデザインで、酷暑で汗で貼り付いてなかなか脱げなくてパニックになりがちなので、手放してしまいましたが……。買い取りショップがKENZOに不勉強だったのか、10枚500円の中に入れられてしまいショックでした。高田賢三がデザイナーを退いてからの商品だったからかもしれません。KENZO展では1800円くらいでトートバッグが売っていて、作りはシンプルですがKENZOだと思うとかなりお買い得です。
ところで「週刊現代」に、今の中国人の若者を表すキーワードが載っていて「消費降級」(シャアフェイジアンジー)という四文字言葉もありました。「ぜいたくをやめて消費の水準を落とすこと」という意味だそうです。私の場合、もともとぜいたくをしていなかったので、金目のものがなくて、買い取りショップに行って服を出すと店員さんのテンションが下がっていくのが切ないです。将来の買い取りのことを考えたら、もしかしたらブランド品の方がコスパが高いのかもしれません。「うちの店はなんでも買い取るのがモットーで、こういった服も途上国で喜んで買ってくれる人がいますよ」と言われました……。
「消費降級」でいうと、日本ではガチャガチャのおもちをゃを買うことで、欲望の縮小や「消費縮小」ができているように思います。欲しかった車から家具、アート作品などなんでもガチャガチャになっています。買うことで所有欲が少し満たされます。
展示に行った日、どこかで霊をつけてきてしまったのか、夜、異様な眠気で、なんとか目を開けて観ていた映画の画面に登場人物とは関係ない人の姿が映り込みまくりました。霊は出たい映画に自由に出演できるのかもしれません。観る人が限られていますが……。霊も承認欲求を満たして成仏してほしいです。
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次元上昇日記
「次元上昇」とは? それは「アセンション」のこと。では、「アセンション」とは何か……。いろいろな意味があるので、ネットを検索してみて下さい。しかし、辛酸なめ子さんにとって、それは日々、功徳を積んで善行マイレージを貯め、それがある閾値に達すると得られる高い次元のこと。この連載は、その善行マイレージを貯め次元上昇をめざす一人の女性の抱腹絶倒、試行錯誤の記録です。
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