2024年9月18日　埼玉の曲辛酸なめ子

ちょっと前に立ち寄ったオーガニック系のイベントで、気合いが入ったトークが聞こえてきたのが印象に残っています。

おしゃれ番長的な方とモデルの方のトークショーで「あきらめたら終わり」「後ろ姿が大事だから、合わせ鏡で自分見なさいよ!」と番長が言うと、そのモデルも意識が高くて「ドンキのカラコンは前職試した」などと語り、「初対面の人と乾杯した時に、相手にどう見えるか考えてネイルを塗ってる」と言うのがすごかったです。今まで一ミリもそんな発想なかったです。だからこそプロで完璧な美しさなのだと思いますが、常に気を張っていて大変そうだとも思いました。

「ちょっと楽に生きると体形もどんどん楽になる」という言葉が耳に痛かったです。「あきらめたらどんどんあきらめていく」「自分を愛することが大切」とのことでした。
　
自分になかった考え方を知るのは刺激になります。後ろ姿に加齢感がにじみ出ていそうで気をつけなければと思いました。
　

そんな話を聞いた後も意識が変わることなく、全身ユニクロのリラックスウェアで上野松坂屋の催事に行こうとしたら、最終日で早く終わっていて残念でした。
　
それでもデパートの横を歩いていたら、路上ライブが行なわれていて、ディープな感じでファンが振り付けをしたり手拍子をしたりして盛り上がっていました。少数でも熱いファンがいる人は強い、と思いながらライブも終盤でしたが聴いていたら歌詞に驚きました。
　
「行けばとりこさ所沢♪」えっ? まさか今所沢と? ファンの人もノリノリですが、所沢賛歌というのをはじめて聞いて引き寄せられました。

「日本の誇り、所沢♪」そこまで、と思いましたが、聴いていると歌詞に狭山茶とか、日本ではじめて飛行機が飛んだ、とか出てきて、さいたまんぞうの「なぜか埼玉」よりも具体的で情報量が多いです。ゴリ山田さんという歌手で、調べたら所沢ご出身のようでした。所沢の名誉市民になれそうです。
　
浦和にはこんな町おこしの曲はなかった記憶でうらやましいです。山本リンダの「狙い撃ち」のメロディに合わせて「浦和〜南浦和〜北浦和〜」と歌うパロディ曲はあるようですが……。
　
所沢は意外と名曲が多いらしくて、ゆずにも「所沢」という曲が。でも歌詞を調べたら「言わなきゃもったいない」という内容で、とくに所沢は出てきませんでした。所沢はミュージシャンの創作欲を刺激するのでしょうか。小学四年の冬に一瞬、四谷大塚に入るための栄光ゼミナールに短期間通った記憶があります。飯能から行ったので都会に思えました。久しぶりに所沢の地を訪れたくなりました。