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中西哲生の買い物ワールドカップ4

2024.09.22 公開 ポスト

55歳の誕生日中西哲生(スポーツジャーナリスト)

まだとてつもない猛暑が続いていますが、この夏は自分にとっても忘れられない夏になりました。

大学サッカーは通常、夏に高校生のインターハイ的な位置づけである総理大臣杯があり、冬はインカレがあります。インカレは年間を通して行われる関東のリーグ戦の順位よって出場が決まりますが、総理大臣杯は関東の予選からすべてトーナメント戦の一発勝負。本当に難しい大会です。基本、安定したチーム力がものを言うリーグ戦とは違って相手も捨て身で臨んで来るので、ジャイアントキリングが起こりやすい天皇杯のような大会です。そして総理大臣杯はここ最近、関東や関西よりは涼しい岩手県と宮城県で開催されています。筑波大学は昨年、この大会に関東予選で敗れ本大会出場を果たせませんでした。ただ今年はしっかり出場権を得て、出場することになりました。

 

筑波大学蹴球部のコーチとなって1年半、初めての選手たちとの遠征。毎日ずっと一緒に過ごしていると、本当に選手たちの色々な面が見えてきます。残念ながら0-0からのPK戦で準決勝で敗れ、優勝ではなく3位で大会を終えることになりましたが、とても有意義な時間を選手たちと一緒に東北で過ごすことが出来ました。改めて素晴らしい時間を過ごさせてくれた筑波大学蹴球部のみんなに感謝したいし、冬のインカレでの優勝に向けて、これからも一緒に頑張っていきます。

まさかの1回戦から準々決勝までの3試合が、僕が観光大使を務めさせて頂いている宮城県石巻市での開催と今回なりました。

まずは久しぶりに齋藤正美市長に表敬訪問。相変わらずの元気さでたくさんのパワーを頂きました。

僕の役割は毎日選手たちに、ご飯のお供になる美味しい石巻の水産加工品を差し入れをすること。とにかくみんな若いんで、ご飯を何杯もおかわりします。ちなみに差し入れだけでなく、ちゃんと練習も一緒にやってます(笑)。

この日は試合に勝ったんでご褒美にお寿司の差し入れ。選手とスタッフで38人いるんで、お寿司も38人前。みんな美味しい美味しい言って、たくさん食べてくれるので本当にうれしい。

選手たちが夕食を食べるのを見届けてから僕は夜ご飯に。この日は小井土監督と一緒に石巻の名店『いまむら』さんへ。

東日本大震災の取材の時からずっと通わせて頂いてますが、相変わらずの美しい盛りつけと美味しさ。『いまむら』さん、いつも有り難うございます。

石巻で頂いた美味しかったもの。その2は鰹と鯨のお刺身。鰹は生姜醤油、鯨はにんにく醤油で頂きました。美味すぎる。

さらに俵形のカレーコロッケ。これも激ウマ。小さめだから何個でもいけます(笑)

締めはやっぱり石巻焼きそば。2度蒸しして茶色になった生麺を使って、だし汁を加えてさらに蒸し焼きするのが特徴。さっぱりしてるけどだしが効いていて、今はこの焼きそばが一番好きです。

日本三景の松島にも練習のあと訪れました。もちろん大会が、試合が一番重要なんですが、それ以外の時間も選手スタッフと有意義に過ごすことが出来ました。

そんな今回の遠征の中でも一番うれしかったのは、僕が東京に帰ったあと選手たちが被災した門脇小学校を訪れた時、黒板に書いてくれた、この言葉です。石巻では震災のことも色々と選手たちに伝えたんですが、この画像が学生たちから送られてきた時は、ちゃんと伝わっていたんだと感じ、涙が出ました。

『TOKYO TEPPAN FRIDAY』で55歳の誕生日をお祝いして頂きました。いつも温かい素晴らしいスタッフと横山ルリカさんには感謝しかありません。本当に有り難うございます。

『サンデーモーニング』でもお祝いして頂きました。フロンターレ&筑波カラーの誕生日ケーキがうれしい。

『Get Sports』ではこの日のゲスト、槙野智章さんにプレゼンターとなって頂き、お祝いして頂きました。槙野さん、スタッフの皆さん有り難うございます!!

今年1月から教えさせて頂いている清水エスパルスの選手やコーチの方にもお祝いして頂きました。有り難うございます!!

サッカーといえば先日、相模原のノジマステラのユース、ジュニアユースの選手たちにキックとシュートのトレーニングさせて頂きました。みんな若いから上達が早い。一日でかなり進化しました。あと自分たちでドンドン磨いていってください。

時間がぜんぜんなくて自分への誕生日プレゼントは買えず。ただ行きつけのお寿司屋さんで、これまたフロンターレ&筑波カラーの江戸切子をプレゼントして頂きました。有り難うございます。またたくさん呑んじゃいそう(笑)。

ラストは横山ルリカさんに頂いた素敵すぎる世界に一つだけのグラス2つ。めっちゃ気に入ってます。またさらに、たくさん呑んじゃいそう(笑笑)。横山さん、有り難うございます。

関連書籍

中西哲生/戸塚啓『ベンゲル・ノート』

スポーツキャスターとして活躍する中西哲生は、名古屋グランパス選手時代に、ベンゲル監督のトレーニングメニュー、ミーティングでの発言などを一冊のノートにメモしていた。本書は、そのノートをもとに、世界的名将ベンゲルの理論、戦術のすべてを明らかにする。

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中西哲生の買い物ワールドカップ4

スポーツジャーナリスト中西哲生の、2000年から続く大人気お買いものリスト連載。

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中西哲生 スポーツジャーナリスト

1969年9月8日、愛知県名古屋市生まれ。現役時代は名古屋グランパス、川崎フロンターレでプレー。名古屋では1996年天皇杯優勝、川崎では1999年キャプテンとしてJ2優勝、J1昇格に貢献し、2000年に引退。現在は川崎フロンターレクラブ特命大使、出雲観光大使、いしのまき観光大使などを務める。著書には『魂の叫び』、『ベンゲル・ノート』(幻冬舎)、『日本代表がW杯で優勝する日』(朝日新書)などがある。 TBS『サンデーモーニング』、テレビ朝日『Get Sports』でコメンテーター、またTOKYO FMで毎週金曜日15:00~17:00『TOKYO TEPPAN FRIDAY』のメインパーソナリティを務める。現在は永里優季選手(シカゴレッドスター)、久保建英選手(マジョルカ)、中井卓大選手(レアル・マドリード)、斉藤光毅選手(ロンメルSK)など、パーソナルコーチとして現役プロサッカー選手を指導している。

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