ニャー! この連載も5回目。もうおなじみになったかな?『豆柴センパイはおばあちゃん』が出版になったので、「本に書いてあること、ボクから見たらこんな感じだったよ」とか、「あのとき、ボクはこんな気持ちだったんだ」なんてことを少しずつ書いてるよ(ボクになったつもりで飼い主が)。
今回は、センパイが犬の車椅子といわれるカートを使うようになった頃のことだよ。
はじめは戸惑っていたけれど、少しずつ慣らすとトコトコと歩みを進めるようになったセンパイ。普段から身体が左に偏りがちなところが、カートに乗せるとより顕著に。動画を撮ってBFぶるの木皮さんに相談すると「もっと後ろに重心がくるように乗せてみてください。もしサイズが合わなかったら付属のマジックテープで調整するといいですよ」。
なるほど、やってみると確かにいい感じ。サイズの調整がマジックテープの伸縮でできるのはありがたい。老犬は不思議な生き物、その日によって背中の曲がり具合が違ったりするので、それも微調整してうまく合わせられるということにも気づけました。飼い主がカートの扱い方に慣れるのも大事。
二輪にするか四輪にするかでも悩んだけれど、センパイはまだ前脚がしっかり動くので、まずは二輪に。それで転ぶようになったら四輪にカスタマイズしてもらうつもり。
すばる先輩の飼い主さんによると「ちゃんと立っていられることで、いい姿勢でごはんが食べられるし、内臓にもいいと思うんです!」。確かに、脚や歩くための補助に加え、暮らし全体の質を高め、健康維持にもつながりますね。
大きな荷物が届いてね、開けたら車輪がついている何か……、誰かがこれに乗るの? それとも何かを載せて運ぶのかな? って思ったんだけど、まさかね、センパイが乗るとは思わなかった。これが入っていた大きな袋が居心地よくてさ、気に入っていたんだけど、いつの間にか捨てられていてガッカリだったよ。
それで、その車輪がついている何かにね、センパイが乗せられて……。センパイも「え。何? どうするのこれ??」って。
ちょ、ちょっと待ってよ、家の人! センパイに何をするのさ! センパイをいじめるな! って抗議したんだ、ボク。でもぜ~んぜん伝わらなくて、しょんぼりしちゃった。
家の人がその車輪がついた何かをゆっくり押したり引いたりしてね、センパイに「ほらね、動くよ。歩けるよ」なんて言ってるわけ。あ……、確かに。よく見たらセンパイも足を動かして、前みたいに歩いていたよ。最初は転んだり、ぶつかったり、大変そうだったから、ハラハラしちゃった。とはいえ、そこはさすがセンパイでね、だんだん上手に動けるようになってきたから、うれしかったなー。また追いかけっこできるかなーって思って、楽しくなった。ボクはセンパイと走るのが好きなんだもん!
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