10月6日　英国ロイヤルについての会辛酸なめ子

友人の素敵なファミリーが会社で輸入されているイギリスの食器などを拝見しながら英王室と日本の皇室の関わりについての講演に伺いました。「ロイヤルクラウンジャパンソサエティ」という名称もセレブな語感です。。
　
会場は帝国ホテル…。そして友人の関係の聖心女子学院出身の方々がたくさんいらして、アッパーな空気が漂っていました。
　　
皆さん普通に軽井沢別荘があり、行き来されているそうです。上品なマダムに「軽井沢にいらしたことは?」と聞かれたので「あります。トンボの湯（日帰り温泉）など…」と答えたら、数人のマダムに爆笑されました。「アハハハ!おもしろい方!」…やはり本物の富裕層の方は日帰り温泉施設には行かないのでしょうか。特に冗談でもなく、泊まるとお金がかかるのでトンボの湯にだけ入って帰ったのですが…。上流階級への道は遠いです。

　
 佐伯さん母娘の英国王室と日本の皇室についての講義は興味深い内容でした。当初は生麦事件の影響もあり、日本は野蛮な国だと思われていました。生麦事件の英語表記は「Richardson Affair...」だそうで友人は完璧な発音でした。でも1881年にジョージ王子が船で日本に立ち寄られ、日本に好感を抱くようになってから、日英同盟に発展。明治天皇がガーター勲章を授与されます。エドワード7世の「困った時の友こそ真の友」というのは日本に対するリスペクトを示す言葉だそうです。第二次世界大戦で両国の関係が一時的に危うくなりましたが、関係が途切れることはありませんでした。また、秩父宮様はオックスフォード大学に留学され、以降、皇室の方がオックスフォードに留学する、という流れができました。そう考えると悠仁様がオックスフォード大学に留学された方が日本と英国の関係のためには良いような気がしてきます。いち庶民の個人の感想です。今の天皇陛下がオックスフォードに留学されたからこそ、天皇皇后両陛下が国賓として渡英された時にチャールズ国王の「お帰りなさい」というお言葉があったのでしょう。そんなふうに言われてみたいですが、一度も英国に行ったことがありません、6月の都営で天皇陛下もガーター勲章を授与されたそうです。
　
日英の良好な関係のきっかけとなったジョージ王子が、どうしてそんなに日本にハマったのか調べたら、京都に滞在され保津川下りを楽しまれたそうです。そこまでならやんごとない感じでわかりますが、なんと日本で刺青を入れられたとか。当時の日本の刺青技術は世界一でした。王子はカリスマ彫師に腕に龍を入れてもらったそうで、以降も英国のロイヤルが何人か日本で刺青を入れたそうです。10代で親の許可も取って彫ったというので、その情報収集力にも驚かされます。
　
日英の絆の話を聞いて、帝国ホテルのスイーツも食べさせていただきました。モンブランを食べて2個目のチョコのケーキをどうするかずっと迷ってケーキを見つめていたら、帝国ホテルの方が「他の方で2個目を召し上がった方もいらっしゃいますよ」と声をかけてくださいました。さすがのサービス精神です。でもなんとか思いとどまりました。