“Give me five!”を直訳すると「5をくれ」だけど……
先週行った韓国出張では、日本語⇔韓国語の通訳さんがついてくれていました。
難しい仕事の話は通訳さんを通しますが、「昨日晩ご飯なに食べた?」「カンジャンケジャンってうまいよね」など現地のスタッフの方とコミュニケーションを取る際は、なるべく英語で行うようにしていました。
韓国の方とはお互いに英語は第二言語ですし、Rの発音が苦手という点も似ているので、双方に気負わず英語を使うことができます。
そしてプロジェクトの最終日、最後の仕事を終えて「これで終わりです、3日間ありがとうございました!」的なことを私が英語で言った際、ひとりの方にこう言われました。
Give me five!
直訳すると「5をくれ」です。
その方はカメラマンだったので、「あと5枚撮りたいってこと?」と思って私は彼があと5枚撮り終わるまで待ってみたのですが、なぜだかそれ以上撮影はせず、ずっとこっちに向けて手を上げています。
Give me five=よくやった
という意味だそうです。
「5をくれ」ではなくて「5本の指を貸してよ」的なことで、つまり、ハイタッチしてお祝いしよう、という意味があるということ。
つまり“Give me five”と言われたら手を上げてハイタッチ、という流れが通常のようです。この場合はプロジェクトの終わりをハイタッチで祝ってくれていたのでしょう。
お互いRの発音ができないとか同じレベルで彼の英語を語ってしまいましたが、アメリカ留学経験者で、今でも海外クルーと韓国で撮影することが多いという、しっかり英語ができる人でした。
外国では挨拶くらいはその国の言語でしたい
ほかにも、「韓国って結構タトゥーが流行っているよね」という話になった際、
I also have a tattoo of comet.
(僕もコメットのタトゥーあるよ)
と彼に言われて盛大にキョトン顔をしてしまったこともありました。
「コメット」と言われて全然なんのことかわからなかったのですが、彼の腕を見たら流れ星のタトゥーが入っていたので、「ああ、彗星じゃん! 普通に中学生で習う単語じゃん!」と思い出せなかった自分を悔しく思いました。
外国に行ったら、こんにちは、ありがとう、ごめんなさい、美味しいです、さようなら、くらいはその国の言葉で伝えたいと思っています。ハングル文字も読めるようになりたいですが、まずはもうちょっと英語を上達させて、仕事が終わったらすんなりハイタッチできるくらいにはなりたいなと思います。
* * *
※この記事はWeb版GOETHEに掲載された記事を再編集したものです
英語力0.5レッスン「人のEnglishを笑うな」
35歳・英語力ゼロなのに、会社を辞めていきなり渡英した元編集者による英語力0.5レッスン「人のEnglishを笑うな」。「その英語力でよく来たね(笑)」と笑われて2年後、英語力未だ0.5であえなく帰国。だけど日本にいたって、きっともっと英語は覚えられる! 下手でもいいじゃない、やろうと決めたんだもの。
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