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アウトドアブランド新入社員のソロキャンプ生活

2024.10.27 公開 ポスト

夢とは自分で叶えるものではなく、誰かが叶えてくれるものである大石祐助

小学校で"将来の夢"についての講演。

近所のカフェにて「いつもので」の一言で注文する。

幼馴染の結婚式で友人代表スピーチ。

 

次々と夢が叶っているここ最近。

 

 

小学生の先生やカフェのお姉さま、親友が僕の夢を叶えてくれました。

夢とは自分で叶えるものではなく、誰かが叶えてくれるものなのかもしれない。そう思う今日この頃でございます。

 

先日、新しい夢ができた。

それは高校の友人ふたりとキャンプをした時でした。

 

焚火を囲んで肉を喰らい酒を酌み交わし、ただダベる。それしかないから、キャンプはいいものなのです。

 

高校生の頃は、微分積分意味わからんだの、三組の佐藤さんが可愛いだの、週末の部活がだるいだの言って、コンビニの前でガリガリ君に噛りついていました。

 

けれど今は、家を買おうか悩んでいるだとか、結婚しようかと考えているだとか言って、キャンプ場で日本酒をあおっている。会話の変化に時の重さを感じます。

そりゃそうだよな。ティーンエイジャーだったのが、今やアラウンドサーティですもの。

仲間と夢を語りながら食べたモーニング。

そんな中、仲間のひとりがふと口にした。

「いつかそれぞれの奥さんと子どもを連れて、一緒にキャンプしたいね」

はあぁぁ、尊いではないか。我が友よ。

 

自分たちの息子娘が友となり、キャンプ場を駆け回る。微笑ましい姿を横目に大人たちはビール片手にピーナッツを口に放り、近頃の幼稚園事情に花を咲かす。

そんなんトキメキが止まらねえええええええええええ。

 

とはいえ、難儀ではないか。我が友よ。

だって、現在パートナーがいて結婚が近いのは、お主だけではないか。

 

もうひとりの友人である田中と自分は、独身庶民まっしぐらである。

互いの妻と子を連れてキャンプをするという新しい夢が叶う日は来るのだろうか。

 

嗚呼、誰か夢を叶えてください。

未だ見ぬ自分たちの子が駆け回ることを夢想した広大なキャンプ場。

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