1. Home
  2. 生き方
  3. 夢みるかかとにご飯つぶ
  4. 【夢ごは日誌】timelesz proj...

夢みるかかとにご飯つぶ

2024.11.09 公開 ポスト

【夢ごは日誌】timelesz projectにハマっている件。清繭子

夢みるかかとにご飯つぶ』でエッセイストデビューした清繭子の、どちらかといえば〈ご飯つぶ〉寄りな日々。

timelesz projectにハマっている件。

この飲み会の間もずっとタイプロについて語っていた。

「timelesz project -AUDITION-」、通称「タイプロ」にハマっている。

Netflixで配信中の男性アイドルを発掘するオーディション番組だ。

このオーディションはすごい。なにがすごいって、選ばれる側だけでなく、選ぶ側にもドラマがあるところが、すごい。

審査員は、timeleszの現メンバー。佐藤勝利、菊池風磨、松島聡の3名。もともとはSexyZoneという5人組だった。

一人が引退し、もう一人が卒業し、例の事件により、グループ名を変えることになった。もちろんtimeleszの 3人は押しも押されぬ人気者だけれど、激流の中にいて思い悩むことも多かっただろう。

タイプロは、このtimeleszに加わる新たな才能を「3人が」選ぶオーディション番組だ。

ただジャッジして終わりではなく、そこに3人の未来がかかっている。自分たちの新しいグループ、timeleszを盛り立てられるか否か。それはこのプロジェクトにかかっている。これまでのファンに納得してもらえて、かつ新しいファンも獲得できるようなメンバーを選ばないといけない。さらに、選ぶことでその新メンバーの人生も大きく変わる。

つまり、自分とファン、そして新メンバーの運命を背負ったうえで、決断を下さなければいけないのである……。私よりずっと若い子が、こんな重責を……。

3人の選びかたはそれぞれ微妙にちがう。なかでも私は、松島聡さんの応募者の緊張をできるだけほぐし、100%の力を出させてあげたいという優しさに感激した。早速インスタをフォローし、ファンブログで松島聡さんのこれまでの歩みをチェックし、過去に心の不調と闘い、弱い自分を受け入れ、克服した経緯を知った。

だからあんなに優しくて明るいのか……深いっ、深いよ……!

現在、エピソード4まで配信されたところ。第三次選考に残った猛者たちがグループに分けられ、課題曲をこなす。グループ内の協調性も試され、もちろんそっち側のドラマも楽しめる。

選ぶ側、選ばれる側の2つのドラマが楽しめるオーディション番組って、今までなかったんじゃない? みんな、絶対見たほうがいいよ! 42歳にして、初めてアイドルのインスタをフォローしたけど、これ毎日ワクワク、楽しいね。

関連書籍

清繭子『夢みるかかとにご飯つぶ』

母になっても、四十になっても、 まだ「何者か」になりたいんだ 私に期待していたいんだ 二児の母、会社をやめ、小説家を目指す。無謀かつ明るい生活。 「好書好日」(朝日新聞ブックサイト)の連載、「小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた。」が話題のライターが、エッセイストになるまでのお話。

{ この記事をシェアする }

夢みるかかとにご飯つぶ

好書好日連載「小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた。」が話題の清繭子さん、初エッセイ『夢みるかかとにご飯つぶ』刊行記念の特設ページです。

バックナンバー

清繭子

エッセイスト。1982年生まれ、大阪府出身。早稲田大学政治経済学部卒。

出版社で雑誌、まんが、絵本等の編集に携わったのち、小説家を目指して、フリーのエディター、ライターに。ブックサイト「好書好日」にて、「小説家になりたい人が、なった人に聞いてみた。」を連載。連載のスピンオフとして綴っていたnoteの記事「子どもを産んだ人はいい小説が書けない」が話題に。本作「夢みるかかとにご飯つぶ」でエッセイストデビュー。

この記事を読んだ人へのおすすめ

幻冬舎plusでできること

  • 日々更新する多彩な連載が読める!

    日々更新する
    多彩な連載が読める!

  • 専用アプリなしで電子書籍が読める!

    専用アプリなしで
    電子書籍が読める!

  • おトクなポイントが貯まる・使える!

    おトクなポイントが
    貯まる・使える!

  • 会員限定イベントに参加できる!

    会員限定イベントに
    参加できる!

  • プレゼント抽選に応募できる!

    プレゼント抽選に
    応募できる!

無料!
会員登録はこちらから
無料会員特典について詳しくはこちら
PAGETOP