夫、義母を見送り67歳で一人暮らしが始まったイラストレーターの本田葉子さん。さみしい。心細い。と思いながらも、楽しみな気持ちがいちばん大きかったといいます。暮らしをサイズダウンしながらも心が明るくなる工夫が満載の『ワクワクする!67歳からのはじめての一人暮らし』より、本田さんが実践する一人暮らしの掃除術をお届けします。
濡らした新聞紙をちぎって投げてほうきで掃く
家事って本当にささいなことの積み重ねなんだな〜とまだまだ思うよ。
小さいキッチンなので食器を洗ったらすぐに拭いて片付けないといけない。置いておく場所がない。拭いたら傍の小テーブルに一旦並べて三十分ほど放置し完全に乾いたら食器棚にしまうようにしている。これで食器棚の中の湿気防止になっているはず。
掃除機をかけたら、畳の部屋には濡らした新聞紙をちぎっては投げちぎっては投げして、ほうきで掃き出す。
六畳間と四畳半と三畳、家具もあるので大した面積でもない。掃除機をかけたばっかり! というのに、湿った新聞紙に絡まってくるホコリのなんと多いことか! 思わず「イヨッ! えらいぞ新聞紙っ!」と声かけたくなるほどだ。
床は雑巾掛けだけど、電動モップ(充電式のスティッククリーナー)を最近導入した。床にヒザをつかなくてもこれでオッケーというもの。ウイ〜ンと回って働く丸い雑巾がかわいいよ。最初に泡スプレーの洗剤をひと吹きふた吹きし、ウイ〜ンして、その後もう一回拭く。
この雑巾掛けは晴れた日のみの作業と決めている。二段階の掃除、素足で歩けばその効果をはっきりと足裏で感じられる!
寝具は上げおろしする布団生活だ。起きたらすぐ畳んでしまわずに一度干し、数時間置いてから片付ける。こちらも二段階方式にしている。一人分だからね、まあ二段階踏んでもそう手のかかることではないような。
これから「笹井ナコト」とサイドネームにしたい。
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続きは、本田葉子『ワクワクする!67歳からのはじめての一人暮らし』をご覧ください。
ワクワクする!67歳からのはじめての一人暮らし
2024年9月4日発売『ワクワクする!67歳からのはじめての一人暮らし』について