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数字から考える幸せわが家

2024.11.22 公開 ポスト

45.8%が結婚後の最も大きい変化を食生活で実感。“作る・食べる空間”の工夫でパートナーとの素敵な時間を河﨑由美子(積水ハウス株式会社 フェロー R&D本部)

みなさん、こんにちは。暮らし提案の専門家 積水ハウスフェローの河﨑由美子です。

11月22日は「いい夫婦の日」。この日は、日本中のご夫婦やカップルが、パートナーとの時間を大切にし、お互いに感謝の気持ちを伝える日として、すっかり定着しているようですね。

今回は結婚前後のライフスタイルが大きく変わる食生活に着目して、ご夫婦やカップルが、素敵な時間を過ごせるような食空間の工夫などをご紹介していきます。

 

45.8%が結婚後の食生活に変化を実感。一緒に自宅で食を楽しむ時間が増えている

結婚すると、パートナーと一緒に生活をすることで、様々にライフスタイルが変化します。

積水ハウスの調査によると、結婚前と結婚後で最も変化が大きいのは食生活であることがわかりました。

食生活の変化の内容を見ると、自宅で食事する回数が増えた人が4割、さらに4割の人が自宅での食事の品数が増えたと回答しました。

また、自宅でおやつを楽しむ回数が増えた人は3割、自宅でお酒を楽しむ回数も2割が増えるなど、結婚後は家での食の時間を楽しむ人が多くなるようです。

夫婦が自宅で会話をするタイミングは食事の時間が7割

結婚してよかったと感じる食事の変化については、トップが「一緒に食事をするようになった」、次いで「食事の時間が楽しくなった」「料理のレパートリーが増えた」と続きます。

また、夫婦が自宅で会話をするタイミングについても、約7割が「食事をしているとき」と回答。食事の時間は夫婦にとって大切なコミュニケーションの場となっているようです。

いつまでも「いい関係」のために、わが家の“作る・食べる空間”をひと工夫してみよう

「食」の時間を楽しいものにするための、食空間の工夫などをご紹介します。

共働きにおすすめ。作業効率のよいキッチン

夫婦で働き、ともに家事をするなら、シンクの周りをぐるっと囲める回避動線を考えたキッチンがおすすめです。1人がコンロ、1人がシンクなど、複数人での料理も手分けして準備できますよ。シンクとコンロが背中合わせのセパレートキッチンなら、シンクとコンロの動線が短く、時短につながります。

冷蔵庫・コンロ・シンク・電子レンジの動線が決め手

最近では、冷凍食品の種類も豊かになり、加熱調理もコンロではなく、電子レンジをメインに使うときもありませんか。キッチン設備のレイアウトは、以前は冷蔵庫、コンロ、シンクのトライアングルの動線が多数派でしたが、今では、電子レンジを加えたスクエアに変化しつつあります。

ちょいおきスペースをたくさん

シンク、コンロ、電子レンジ、冷蔵庫など、それぞれの近くにちょっと物を置ける台があるかどうかが料理を楽しくする決め手。複数の小さな「ちょいおき」スペースがあれば、洗う、切る、調理するなどの各作業が、手を止めずにスムーズに。スマホやタブレット置き場になるので、レシピ動画を見ながらの料理にも便利ですよ。

丁寧な仕事は座りながら

下ごしらえや煮物、週末にまとめての常備菜の作り置きなど、台所仕事は意外と時間がかかるもの。そんなときは、座って作業できるキッチンがおすすめ。

子育てファミリーなら、向かい側にいるお子さんとの目線の高さがそろい、会話も生まれます。

友人を招いたときなども、座りながら調理できると、ゆっくり食べながら作業もでき、ゲストに気を使わせずに済みそうですね。

家飲みを楽しむ

自宅でゆっくりお酒を楽しむ人も増えています。

「家飲み」タイムをランクアップするために、インテリアにちょっと工夫を。間接照明やランプで「灯りだまり」をつくるのがおすすめです。お気に入りの音楽や、雰囲気のある映像などをプラスすれば、おしゃれなバーにいるような非日常を演出することもできますね。

家の中でもアウトドア気分

楽しいキャンプやグランピング気分を庭やテラス、ベランダで味わう方法も。ベランダでキャンプ用品を使って食事をしてみたり、テラスやリビングにテントを張って寝泊まりしてみたり、庭にラグを敷いて裸足で過ごしてみたり。手軽に自然を楽しむことで、感性も研ぎ澄まされそうですね。

“料理をする”から“料理を楽しむ”に変える工夫で、おうちでのご飯をゆっくり楽しみながら、2人で素敵な時間を過ごしてくださいね。

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数字から考える幸せわが家

幸せのかたちは、家族やライフスタイルの多様な変化に合わせて変わっていくもの。ほんの少しの知恵や工夫で、わが家がもっと好きになる。積水ハウスの住生活研究所から“住めば住むほど幸せ住まい”研究に基づく、暮らしのヒントやエッセンスをご紹介していきます。研究データや意識調査、リアルな実例をもとに「ちょっとやってみようかな」と思ってもらえるコラムを更新しています。

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河﨑由美子 積水ハウス株式会社 フェロー R&D本部

海外で過ごした経験や子育て経験などを生かし、住めば住むほど幸せすまい、子どもための住まい環境、ペット、収納、食空間、家事のユニバーサルデザインなど、日々の生活に密着した分野の研究開発全般に携わる。一級建築士。

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