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アウトドアブランド新入社員のソロキャンプ生活

2024.12.29 公開 ポスト

ドローカル港町中華のカニチャーハンと列車が教えてくれたこと大石祐助

ついに実現しました。

夢のキャンプスタイル。それは、カバンひとつでするバックパックキャンプです。

 

車の運転が好きではなく、電車やバスを乗り継いでキャンプができないかなと夢見ていました。

今回、どっぷり浸かりにいくローカルは山形県鶴岡市です。

 
バックパックひとつでキャンプへ。

キャンプに必要な物をすべてバックパックに詰め込み、いざ出発です。

キャンプ場のある鶴岡市鼠ヶ関まで電車でいきます。

 

旅といえば移動です。この移動こそが醍醐味です。

車窓から見える景色を眺めて想いを馳せる。電車の軋む音、乗客の話し声、アナウンス、ああ旅が始まる。この高揚感がたまりません。

 

改めて、移動時間ってクリエイティブ。

本を読むか、文章を書くことしかできない。だからこそ、はかどるのです。ページをめくる手が止まらない。よいアイデアがでるでる。

キャンプ場にまだ着いてすらいませんが、すでに大満足。来て良かった。

 

列車に揺られること3時間。停車した鼠ヶ関駅、下車するのは自分ひとり。

歩いて日本海に隣接したキャンプ場のある港まで向かいます。道中で見つけたドローカル港町中華で絶品カニチャーハンを食べ、腹ごしらえ。

こんなかんじで自由気ままに寄り道して、地域にどっぷり浸かれるのがバックパックキャンプの魅了です。

ドローカル港町中華の絶品カニチャーハン。

全面オーシャンビューのキャンプ地はやっぱり最高です。

目の前の穏やかな海にチェアを持っていき日光浴。足だけ海に浸かり、ビールを飲み、だんだんと海と一体になっていく。

こんなに心地のいい体験はありません。まさかサウナに入らなくとも、ととのっていくとは。

ビールを流し込み、海とひとつになっていく。

もちろん、締めには日本海の絶品の夕日も堪能。これはまたぜったいにリピートします。

翌朝は海の音をBGMにコーヒーを淹れ一服する。そして撤収ですが、ザックに入る分しかモノを持ってきていないので、ものの数分で終了。

 

なんて心が軽いんだ。なんて自由なんだ。

自分にはやっぱりミニマルなスタイルがあっているんだなと再確認しました。

 

極め付けは、帰路の電車です。

楽しかったなあと回顧しながら次の旅へと思いを馳せる、この余韻こそがたまらないのです。

 

脳のキャパが極小の僕は運転をしてしまうと、ハンドルを握る手に脳をフル活用してしまい、余韻もくそもありませんでした。

すべてを列車に委ねられるからこそ、こうして余韻が味わえるのです。

 

ああ、至極なりけり。

また必ずバックパックキャンプをします。

やっぱり日本海の夕日は最高です。

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