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真木あかりの“使う”星占い

2024.12.20 公開 ポスト

2025年上半期 しし座の運勢真木あかり

人気占い師、真木あかりさんの新刊『真木あかりの“使う”星占い 2025年上半期』より、全体運をご紹介します。
「仕事運」「恋愛運」「健康運」「金運」などカテゴリー別の運勢は電子書籍版でご覧ください。

2025年上半期、仕上げていくテーマ……改革、未来のビジョン、友人関係

6月10日以降、新たにスポットライトが当たるテーマ……過去、将来のための準備、心の強化

2025年上半期、1年という長いスパンで目指す幸運のヒントを示してくれる木星は6月10日までふたご座に滞在し、しし座を頼もしくサポートしています。「幸運と拡大の星」と呼ばれる木星は、2024年5月末からふたご座に滞在し、しし座の「改革、未来のビジョン、友人関係」関連の運に影響を与えています。木星ふたご座期の折り返し地点を過ぎた2025年上半期、このテーマはいよいよ仕上げに向かっていきます。木星の「幸運と拡大」は、能動的につかみ取っていくタイプの幸運。自ら行動を起こすことでチャンスが「拡大」し、「幸運」が訪れるのですね。「改革、未来のビジョン、友人関係」について、やっておきたいアクションはありますか。拡大するには時間も必要です。今はまだ迷いがある人も、2月頭にはスパッと方向性が決まりますから、前向きに動いてみてはどうだろうかと思います。

6月10日、木星はかに座に移動します。ここからスポットライトが当たるテーマは「過去、将来のための準備、心の強化」。26年6月末まで、あなたが追いかけることになる幸運のテーマです。なぜかこのテーマに関する出来事が身辺で頻発し、発見や学びが多くなるでしょう。あなた自身が関心を持ち、積極的に働きかける可能性もあります。「追い風が吹いている」と思って、積極的に行動を起こしてみるといいでしょう。

心がけるならこんなこと

(1)思いを大事にしてくれる人を大切にする

(2)理想を叶えるために「ほどよい頼り方」を会得する

(3)同じビジョンを共有できる人を信じる

「改革、未来のビジョン、友人関係」のテーマは、2024年5月末から、すでにスポットライトが当たっているテーマです。おそらくですが、「社会のために、自分は個人として何ができるだろうか」という意識が今まで以上に強く心のなかに根ざし、さまざまなアクションを取っていらっしゃったことと思います。「社会はこうあるべきだ」「人はこう扱われるべきだ」などと自分なりの理想が生まれ、力を尽くしたくなるのです。

少々穏やかならざる表現になってしまって恐縮ですが、社会の嫌な部分がいつも以上に目に飛び込んできている、という人もいらっしゃるでしょうか。差別や分断、格差。嘘や欺瞞。権力を持つ人々の振る舞い。さまざまなかたちの悪。そうしたものを、この時期のあなたは正面からとらえ、改革するための行動を起こします。未来をもっと良いものにしていくために。自分が幸福に生きるばかりでなく、誰もがそれぞれの幸福を抱いて生きられるように。高い理想はときに現実を大きく離れ、「言ってることは正しいけど、無理だよ。現実はそう甘くないよ」などと言われることもあるかもしれません。ただ、そこで毅然として「でも、やってみないと何も変わらないじゃないか」と言えるのが、この時期のあなたです。だからこそ、同じビジョンを共有できる仲間も得ることができます。ひとりでは叶えられない夢を見る人も多いでしょう。冷笑するやつのことは、放っておいていいのだと思います。彼らは彼らなりに、見えている現実があります。あなたはあなたの現実を見て、理想を追い求める。決して分断というわけではなく、「担当が違う」のですね。

2025年上半期は、「情熱と闘いの星」と呼ばれる火星の長期滞在も重要な要素です。火星は2024年9月からかに座・しし座間での長期滞在をスタートしました。通常であれば1ヵ月~2ヵ月程度でひとつの星座を移動していくのですが、2024年から2025年にかけては、かに座としし座に10ヵ月弱滞在することになっています。要はこのテーマを「燃やし尽くす」ときなので、木星がもたらす運とセットで仕上げていくことをお勧めします。

というのも、4月中旬までに火星が情熱をもたらしフルコミットしていくテーマは、6月中旬以降にラッキースターである木星が「幸運と拡大」をもたらすエリアだからです。ここで闘うべきものと闘い、情熱を燃やし尽くしてエンジンをかけておくことでシームレスに頑張っていけますし、6月中旬以降に拡大する幸運やチャンスの伸びしろも大きく変わってくるでしょう。

4月中旬まで、火星はしし座の「心の内側」を強化するはたらきをもたらします。人には見せないデリケートな部分をガンガン焚きつけられるような時期だけに、あまり気持ちの良いことばかりではないかと思いますが、自分の弱さや依存心としっかり闘っておくことで6月中旬から始まる1年での可能性が増えます。大事なのは、それらに勝とうとしなくても大丈夫ということ。負けにくくなれば、十分です。弱さも依存心も「あるよね」と言える人のほうが自分にも他人にも優しくなれます。そして、あまりに強いものは、想定外のピンポイント攻撃には弱いなど、新たな弱点も生まれます。

この時期、しし座の人は「変わりたい」と強く願います。長い間かけて形成された根強い人間不信や依存心、ズルさ、弱さといったものを本気で変えたくなるのです。サインの多くは「(オトナだから我慢して口には出さない)怒り」として表れますので、そうした感情が芽生えたときはぜひ、心のなかにいる小さな自分と対話してみてはいかがでしょうか。怒りの多くは、悲しみが大きくなったものです。「そんなことをされたら悲しい」が積み重なって、消えない怒りとなるのです。悲しみのもとをたどってみると、かつて傷つけられた経験が不信感や依存心、ズルさや弱さとして澱(おり)のようにたまっていることに気づくかもしれません。それに気づけば、変えようとしなくてもきっと変わっていけます。勝てなくても、負けずにいられます。怒りを正当な意見や要求として、相手に伝えることができるようになります。

火星で底力をつけたあと、6月中旬からは木星のテーマが「過去、将来のための準備、心の強化」に変わります。すでに火星がテコ入れしたテーマですから、スッと拡大モードに入っていけるでしょう。なお、突然気が長すぎる話をして恐縮ですが、しし座の人は2026年6月末から「12年に一度の幸運期」が始まることとなっています。それまでの約1年間は、過去12年間でやり残したことに向き合い、学んだことを再構築し、自分のものとするときです。内向的な時期で、急に人付き合いがわずらわしく思えてくるようなこともあるかもしれません。ただ、それは悪いことではないのでご安心を。孤独は、私たちが自分と向き合う時間をくれます。2025年6月上旬までが「ひとりでは見られない夢を見る時期」だとしたら、6月中旬以降は「ひとりでしか見られない夢を見る時期」なのだろうと思います。

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