夫、義母を見送り67歳で一人暮らしが始まったイラストレーターの本田葉子さん。さみしい。心細い。と思いながらも、楽しみな気持ちがいちばん大きかったといいます。暮らしをサイズダウンしながらも心が明るくなる工夫が満載の『ワクワクする!67歳からのはじめての一人暮らし』より、本田さんが実践する片付けルールとは?
モノのベストテンを決めておくのが片付けのルール
何か買う時(服とか雑貨とかね)これ買ったら今あるものを一つは捨てるべし、と心の関所に掟を設けているけれど、なかなか緩い関所で。最小限なモノ、厳選しておくと良いことがたくさんあるのにね。まず、
・探し物が減る
・物を使い回せる
管理するものが減ると頭の中もスッキリするし、万一の時も子どもらに迷惑かけなそうだし……とか年齢を重ねるとそんなことも考えるようになる。
片付けのルールとして、モノのベストテンを決めたい。
洋服部門ではワンピース&コートで十着。シャツ十着、パンツ十本というように。そして部門内で枚数の譲り合いはオッケー♪ として緩やかさも残す。アクセサリーも同様に。
きっちり十という数にはならないけれど、一応の目安とし「ザ・ベストテン♬」と昔の歌番組のタイトルのように華やかに叫んで仕分けにかかることにする。
先日友人(男性同じ歳)と会った時、「さっきこれ買ったんだ」とうれしそうにきれいな器を見せてくれた。作家さんの展示会で購入したと。
「なにのせようかな〜」
と料理に思いを馳せていた。思わずハッとしてしまったよ。食器棚も最小限にして増やさないこと! をスローガンに掲げてる私、新しい食器は料理する楽しみやテーブルに彩りを添えるってことを知っているのに、きゅうきゅうとしすぎてたかなあ? とちょっと思ってしまった。
なんでもほどほどにしておかないとねえ、気持ちがもたないもの。アメとムチ、スイーツやや多めでオッケーとしたい。
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続きは、本田葉子『ワクワクする!67歳からのはじめての一人暮らし』をご覧ください。