「もう、恋でしくじらない!」
1000人以上の恋する乙女の悩みを解決してきた〝既婚オネエ〟ブロガー白鳥JAY子(しらとりじぇいこ)が、アラサー女子のための〝男をオトすテクニック〟を全7回にわたってお送りします。
「もう2年、彼氏がいないわ……」「ルックスもファッションも悪くないはずなのに、何故かモテん」「合コンに行くと売れ残る」というシクジリーナ(恋のしくじりを繰り返すモテない女のこと)たちを救う、恋の手ほどき。スグに使えるテクばかりなので、ぜひお試しを。
<男は女の声〝イケる〟生き物よ!>
男を落とす時に、「声」がとっても大切なのはご存じ?
アタシが小学校六年生のころからクラスメイト達と女の子の声真似をしてテレクラに電話するのが流行っててね、高校生のころには妹の銀行口座を内緒で作って、テレクラのサクラ(在宅テレフォンレディ)でバイト代を貯めてたの。
時給1500円(=1分2.5円)のときは普通の会話。時給2100円(=1分3.5円)ならテレフォン・セックス。会話は1分単位で加算されるから、50秒で切られたら0円。そんな過酷な電話バイトだったんだけど、私は特別ボーナスを貰えるくらい会話上手だったの。
はじめのうちは、「どうせなら1時間2100円稼ぎたい!」と思ってテレフォンセックスの方の客ばかり相手にしていたわ。だけど、相手はダイヤルQ2で電話してくるから通話料が高いから、余計な事を話さずに早く処理して終わらせてしまいたいと思っているのよ。だから、「初めまして!」もなく、いきなり「はぁ…はぁ……」って始めちゃってる男も多々いたわ。
電話だから声しか聞こえないじゃない? つまり、「もしもし」って話した時点で、声がタイプじゃなければブチって一瞬で切られるのっ! まあ、相手もミニーマウスみたいな声の男もいたけどね。声だけで損する人もいるのよね。
男の自己処理って、早い人だと3分とか5分で終わっちゃうワケ。当然、終わったら男は何も言わずにイキナリ電話を切る。そしたらアタシの給料なんて、100円とか200円になってしまうのよ。
「1時間も話すなんて絶対無理!」って初めは思ったけど、徐々に電話の声のトーンとか話すスピード、話し方とかで、引っ張れる相手、引っ張れない相手が解ってきたのよね。
そこでアタシは、テレフォンセックスの時給をもらいつつ、普通の会話を入れて時間稼ぎをするように工夫したの。その甲斐あって、どんな人とも会話が弾むようになったわ。電話越しに相手が上の空なのか、自分に興味があるのか、話を聞いているのかなど注意深く観察して勉強したワケ。
そして、どんな男にも共通して使える「男が反応する話し方」を見つけたの。これ、遠距離恋愛の人は特に覚えて欲しいわね。