海外に行くのは5年ぶりで、とくに取材ではなくプライベートな自腹の精神修養の旅です。
インドでもトップの聖者として尊敬を集めているヨグマタ相川圭子さんの、クンブメーラのキャンプに泊まらせていただきます。
久しぶりの羽田空港は進化していてモニターでチェックインできる機械があり、スマートレーンというシステムでは持ち物のデバイスを出してトレイに置かなくても、バッグに入れたままでもスキャニングできるようでした。飛行時間は約10時間。時差は3時間半なのでこのくらいの時差ならうやむやにできます。旅行中5時起きで活動すれば日本で8時半起きということに。
「マトリックス」をちょっと観たり、フライトの地図を眺めたり、仕事をしたりしていたらわりとすぐにデリー着。瞑想している人々が集団で乗っていたからか、飛行機がほとんど揺れなかったのがありがたかったです。
今回ははじめて特急列車にも乗れました。「VANDE BHARAT」というインド版新幹線のような乗り物。乗る前には荷物チェックがありました。水や新聞が配布されたり、チャイやお弁当が出たり、新幹線よりサービスが充実しているかもしれません。2019年に運転開始されたわりと新しい電車のようです。
時速190キロ前後で結構早いのに、隣の線路を歩いているインド人が何人もいて驚きます。日本では線路に立ち入ると即電車が止まって迷惑がかかりますが、インドでは気にすることなく列車も進んでいました。
季節的に濃霧がたちこめるみたいで、窓の外には幻想的な光景が広がっていました。そして、インドの広葉樹が一本一本個性があって、主張しているように見えるのに、日本の樹々とは違う性質を感じました。人工的に植えられたのではなく、好きなところから生えてきた感じです。牛や犬など車窓から動物が見えたのですが、駅のホームに猿がいたのには驚きました。
ヒゲの男性が多いのもインドならではで、生やし方にもそれぞれこだわりがあるようです。車掌さんのヒゲがかっこよかったです。エリート感も漂っていました。
列車内ではなぜかずっと立ち話している乗客とかいて、自由な感じでした。6時間ほどインドの列車を満喫。新幹線だったら九州についている時間ですが、いったい距離にして何キロ走ったのかわかりません。ハードな旅路の中、ひとときの癒しの時間でした。
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次元上昇日記
「次元上昇」とは? それは「アセンション」のこと。では、「アセンション」とは何か……。いろいろな意味があるので、ネットを検索してみて下さい。しかし、辛酸なめ子さんにとって、それは日々、功徳を積んで善行マイレージを貯め、それがある閾値に達すると得られる高い次元のこと。この連載は、その善行マイレージを貯め次元上昇をめざす一人の女性の抱腹絶倒、試行錯誤の記録です。
この連載が電子書籍になりました!『次元上昇日記 ベストセレクション50』
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