人には「口説きのタイミング」というものがある。
この瞬間、このタイミングで口説かれた・口説いたからこそ落ちる、という絶妙なポイントだ。
それはまるで、ピッチャーの放った球にバットのスイングをマッチさせるような絶妙なテクニックが必要である。
早すぎても、遅すぎてもいけない。
恋愛に前のめりな男と女は日々、そのヒットポイントを逃さず絶妙なタイミングでバットを振る練習を欠かさず行っている……はずなのだが、中には相手のタイミングを耳クソほども考えず、ひたすらマイルールを貫き通す人間もいる。…
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小野美由紀『キョーレツがいっぱい』
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いつから世の中はこんなにカオスになったのか?!
共同体からはみ出した問題児たちの渦に巻き込まれていく、痛快エッセイ。
個性的な面子を笑っていたつもりが、
いつの間にか背中にナイフが刺さっている――?!
ブスとは何か、セックスとはなにか、女の友情とは何か。
日常で覚える違和感を克明に炙り出す。