※3.27 KBS京都ラジオ パーソナリティ兼「有頂天家族」応援団長 三崎智子さんの感想を追加しました。
三部作という構想を持つ『有頂天家族』は、森見登美彦作品の中での、唯一のシリーズものです(2015年2月現在)。
第一部『有頂天家族』の刊行から7年半、ついに第二部の刊行となりました!
その間に、TVアニメ化されたり、そのアニメが第17回文化庁メディア芸術祭・アニメーション部門で優秀賞を獲得したり、舞台化されたり……。
「有頂天家族」を愛する人たちの手によって、その熱はずっと続き、『有頂天家族』の小説も累計30万部を突破しました。
そして、2015年2月。満を持しての、大傑作の登場です!
第二部のタイトルは『有頂天家族 二代目の帰朝』。
第一部を超えるスケールと感動を、ご堪能ください。
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◆作品紹介
阿呆の道よりほかに、我を生かす道なし。
天狗や人間にちょっかいを出しては狸界で顰蹙を買っている、京都下鴨家の三男狸・矢三郎は、まあまあ愉快に暮らしている。ところが、老いぼれ天狗・赤玉先生の跡継ぎである“二代目”が英国より帰朝すると、平和な街の気配が一変。天狗親子は大喧嘩、狸たちは覇権争い、狸を喰う人間たちは悪巧み、あちこちで多発する片思い……と、京都の街は混迷を極める。
矢三郎の「阿呆の血」が騒ぐ! 一族の誇りをかけて、尊敬する師、愛する者たち、そして毛深き命を守れ! 愛おしさと切なさで落涙必至の感動巨編。
TVアニメ化され、累計30万部突破した大ベストセラー『有頂天家族』。
森見史上、最も壮大で、最も愛の溢れる”あの物語”の第二部、ついに開幕!
特別なお知らせ2
まだまだ続く「森見登美彦作家生活10周年記念企画」の応募券が、『有頂天家族 二代目の帰朝』の帯についています。
あらためて第一部を読みたい方はこちら。
幻冬舎 1500円+税
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幻冬舎文庫 686円+税
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◆その他の「有頂天家族」関連書籍&DVD
京都を巡る登美彦氏の写真、声優・能登麻美子氏、監督・吉原正行監督他との対談も掲載。
第一部以後、今回の新作『有頂天家族 二代目の帰朝』以前の出来事を書いた描き下ろし短編「冬の女神と毛玉たち」はここでしか読めない!!
森見登美彦氏とスタッフによるオーディオコメンタリーを全話に収録するほか、京都南座での先行プレミアイベント(第一巻)、森見登美彦氏×キャラクター原案・久米田康治氏対談(第二巻~第四巻)、森見登美彦氏と声優陣による「下鴨神社を参拝する」(第七巻)など豪華映像特典を収録! 第一巻は「冬の女神と毛玉たち」ドラマCD付き。
アニメ「有頂天家族」を、贅沢なオールカラーの完全フィルムコミックに。手元に置いて、いつでもアニメの世界に浸れる。
第1~3巻発売中。2015年6月に第4巻発売予定。(幻冬舎コミックス)
TVアニメと同じく、久米田康治のキャラクター原案でコミカライズ!! 画は岡田祐。アニメとはまた違う、コミックオリジナルの面白さを堪能あれ!
◆たくさんの方からの感動の声が、さっそく届いています!
※これからも、続々アップしていきます
ついに、有頂天家族が帰ってきたーーーー!!
待ちに待った続編のページをめくったら
狸の世界はこれまで通り、おもしろおかしく続いていて
今回も飛んだり、化けたり、くっついたり。
ニヤニヤしながら読みました。
でも、
最後!最後の切なさは何なのでしょうか。
これから2人はどうなるの?
続きが気になって仕方がありません からね・・・先生!(笑)
KBS京都ラジオ パーソナリティ 兼 「有頂天家族」応援団長 三崎智子 New!
いやもう、十二分に楽しませていただきました。
本、というイマジネーションを活字でこれほど
表現できるのは当代の作家さんでは数人ほどだと
私は思っていまして、その筆頭の方だとも。
何せ洛中を三階建ての叡山電車が飛ぶのですから。
さてさて、前作に引き続き狸騒動となるワケです。
赤玉先生はワガママだし、弁天さまは峰不二子だし、
次兄は蛙だし、主人公は相変わらず阿呆だし……。
でも本作、赤玉先生の二代目が帰ってくることから
物語の幅がさらに広がった感じです。
しかも毛玉たちの恋模様もうごめいてまして、
これは前作から本作までの作者さまの環境変化も
影響しているのかしらん、と思ったりして。
ぶ厚い、辞書みたいな本ですけど、飽くことなく
最後までじっくりと読ませていただきました。
――ライター 佐々木克雄さん
森見先生の中に広がる世界の広さに驚きました。
「狸は人に化けて生活し、天狗が空を飛ぶことが当たり前の世界」では、
何が起こっても不思議じゃない、と思っていたのですが、
こんなに不思議なことが残っているものか…と。
まるで狸に化かされているような感覚だなぁとニヤニヤしながら読んでおりましたが、
化かしたのは森見先生。
化かされた読者のことを、森見先生はニヤニヤして眺めているのでしょうか。(冗談です。)
けれど、そんな風に見られても良いぐらい楽しく読ませていただきました。
途中、こんなに広げた風呂敷畳めないですよ!と思うことも有りましたが、
畳むのが森見先生なのですね。
無事、今年も年が明けて良かったです!
※第三部予告の「天地鳴動、執筆未定」に、森見先生の男らしさも感じております。
――アニメ「有頂天家族」アソシエイトプロデューサー 冨田功一郎さん
ハローベイビー! 相変わらず楽しそうに生きてるね、矢三郎。
回り続ける天狗と狸と人間の三つ巴は前作よりも更に、阿呆で盛大!!
ほんの少しの時間が流れ、ほんの少しの成長が、キャラクター達にリアリティーと親しみを感じさせ相変わらず愛おしい。
他者の前で間合いをはかり、ツイートでダダを漏らす現代とは真逆に、
開けっ放した感情に本音を秘める主人公たちに、他者への優しい距離感と
思いやりを感じてならない・・・。
――アニメ「有頂天家族」監督 吉原正行さん
最終章のドタバタをもし映像にしたらと想像したら気絶していました(笑)
――アニメ「有頂天家族」プロデューサー 堀川憲司さん(P.A.WORKS代表取締役社長)
読んでいる間、幸せな時間を過ごさせていただきました。
笑わせてくれるかと思いきや、ところどころキュンキュンさせる場面がちらばっていて、なんとぜいたくな一冊なのか。
しかしラストはいっとう切ない感じで、意外な終わり方でした。
次も気になります。
――積文館書店 運営部 松本さん
本当に面白くて一気に読んでしまいました。
気付いたら明け方でした…。
下鴨四兄弟の右往左往、縦横無尽、荒唐無稽の大活躍に読む手が止まりませんでした!
ラストまでの怒涛の大展開は、とてもドラマチックで、冒険活劇の場に居合わせているようで私の血も熱くたぎりました。
主人公の「阿呆の血のしからしむる」矢三郎がかっこよく、毛深き狸に惚れてしまいました。
阿呆の血が騒ぐあまりの、天狗や人間たちとの丁々発止のやり取りが痛快です。
下鴨家はじめ、狸たちの家族愛に溢れ、互いを尊敬し助け合う姿に胸が熱くなりました。
魅力的な登場人物が満載で、宝箱かおもちゃ箱のような物語の世界にいつまでも浸っていたくなります。
愛すべき毛玉たちの物語、待ちに待った甲斐がありました!
読まずにはおられない物語、読み終わるのがもったいない!
しかし第三部の予告も嬉しく、今から下鴨四兄弟に会えるのを心待ちにしております。
――MARUZEN 名古屋栄店 竹腰香里さん
森見さんの作品は安定も安定の面白さなので、面白い!最高!という言葉しか出ないのですが……(笑)。まさに「面白きことは良きことなり」ですね。
個人的に好きな弁天さんが、三部作でも活躍してくれそうなので、もう今から待ち遠しいです。
私の面白さに「どっきり」を加えてくれたのは、やはりぽんぽこ仮面さま。
素晴らしい登場の仕方でした。なんにも考えず(ほめ言葉です)ただただ想像の世界に没頭する小説を書ける方は、あまりお見掛けしません。しかも、文章の内容に対して厚みもある方。森見さんは、本当に読者を楽しませる方だと思いました。
映画監督では、三谷幸喜さんのような感じです。
三谷さんの映画も、見始めたら終わりまであっという間で、笑いあり涙ありおバカありと、とにかく面白くて、最終的には心がほこほこした気分になれます。
森見さんの小説は、走れメロス以外全て読んでおりますが、とにかく「読後ほこほこする」作品が多いと思います。読者が楽しんで読んでくれることが喜びと、本から伝わってくるかのようです。
分厚くても面白い作品は売れるんだぜ!と伝えていきたいです。
森見さん、最高!! 偽電気ブラン飲みかわしたい感情に突き動かされました!
七年半もたったのかぁと感慨深い気持ちで一杯になりました。
素晴らしい時間をありがとうございました☆
――山下書店南行徳店 高橋佐和子さん
通勤電車で読んでいますが、駅で降り難いんです。どこまでも乗っていきそう!
――KBS京都 東京支社 テレビ営業部 砂田和寛さん
第二部はまさに波乱万丈、驚天動地。
母と父の出会い、玉欄と矢一郎のやりとりに萌え、
文字通り地獄の沙汰に慄き、
上を下への騒動に爆笑し、
そしてますます深まった家族の絆を想い、
しみじみと読後感に浸っております。
森見さんのロケのお話や、下鴨神社、六角堂などお馴染みの場所を思い返しつつ読んでいたら、また京都に行きたくなりました。
――アニメ「有頂天家族」プロデューサー 武井潤さん(バンダイビジュアル株式会社)
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