人気スタイリスト・大草直子さんの新刊『私のたしなみ』が5月27日(水)に発売になります。
おしゃれも、毎日の暮らしも、人生も。年を重ねるほど、豊かで自由で、心地よいものであってほしい。大草さんがそんな思いで日々心がけていることが、100個、綴られています。今すぐできなくてもいい。でも、少し意識するだけで、毎日は変わっていくのです。
刊行を記念して、100項目の中から、いますぐできる10の「たしなみ」をご紹介します。
たしなみ3
ハンガーはブランドを統一している
ドイツ製のマワというブランドのハンガーを愛用しています。ニットやカットソーの肩山が変形しない、そして、収納のスペースを最小限にできる、というのが理由です。誰かに買われ、クローゼットに収まったときから、ニットやカットソーの人生は始まります。誰にも真似できないコーディネートは、その1点1点をリスペクトし、大切にしてあげることからスタートするのだと思います。お気に入りの服たちが、気持ちよさそうに、自分たちのスペースに収まっているのを見るのが好きです。
たしなみ4
プレゼント上手になる
親しい友人が言っていたこと。「プレゼントにリボンをかけるのは、相手と自分のご縁をつなぐ、という意味がある」。プレゼントは、相手を考える時間と行動を形にしたもの。ウィーンに本店がある、デメルの焼き菓子やチョコレート、オーストラリアのスキンケアブランド、イソップのトラベル用キットなどは、私がよく持参するもの。「つまらないものですが」とは言いません。だって、時間をかけて電車を乗り継いで買いに行ったものだから。