
暮らし術
某高級ホテルの最上階のバー。目の前には社員数一万人を超えるウチの会社の中でも屈指と言われる美人秘書嬢。シャンパングラスごしにほのかにピンク色をした頬が映る。頭の中ではさっきからあの歌がリフレインされている。(♪もしかしてだけど、もしかしてだけど、これってオイラを~♪♪)……とまあ、島耕作的なサラリーマンライフに憧れていた時があったなぁ。いいよな、耕作(アイツ)は仕事しないで偉くなって女にもモてて。
現実は会社帰りに安い居酒屋でつまみは筍の天ぷらと、新玉ねぎのスライス。テレビではナイターがついていて……、ていう思いっきり昭和の世界で、冷たいビールを10円単位の割り勘で楽しむのが貴重な贅沢。理想と現実。昔はいつか理想に追いつけると思っていたのに、いつの間にか諦めるのを覚えてしまったんだな~。
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