売れっ子芸人の陣内智則君が、売れない先輩である僕を、ニコニコ動画の番組のゲストに呼んでくれたことがあります。
「兄さんほど運のない人も珍しい。そんな人が、ガリガリ君を食べ続けたら何本目にアタリが出るか、番組内で挑戦してみませんか?」
ガリガリ君といえば――このコマーシャルソングを知らない人はいないでしょう。
「ガ~リ、ガ~リ~君。ガ~リ、ガ~リ~君。ガ~リ、ガ~リ~君~♪」
ちなみに、この歌を歌っているのは、わがワハハ本舗に所属する芸人トリオ、ポカスカジャン(大久保ノブオ、タマ伸也、省吾)なのです。
それはさておき、1981年に発売されてから、30年以上支持され続けている国民的アイスキャンディー、ガリガリ君。僕も大好きでよく食べますが、たしかにアタリを出したことはありません。
そもそも、アイスキャンデーのアタリが出る確率というのは、どのくらいのものなのか。
ガリガリ君を販売する赤城乳業によれば、「景表法」(正式には、不当景品類及び不当表示防止法という長ったらしい名前の法律)で決められた通り、売上げの2%に当たる比率でアタリが出るように調節されているそうです。
ということは、50本に1本の割合でアタリが出るということになります。
これはなかなかの確率です。運がない芸人である僕を面白がって呼んでくれた陣内くんですが、放送時間内に一本もアタリが出なかったら、さすがに企画が盛り下がると思ったのでしょう。
「保険を掛けさせてもらいます」ということで、当時、売れ始めていた猫ひろしと二人で挑戦することになりました。
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