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幻冬舎ニュース

2015.10.02 公開 ポスト

祝!柏井壽著『京都の路地裏』(幻冬舎新書)、京都ガイド本大賞リピーター賞を受賞!

京都案内のカリスマ・柏井壽さんの『京都の路地裏』(幻冬舎新書)が、京都ガイド本大賞リピーター賞を受賞しました!

京都は、世界的にも人気の高い観光地。ガイドブックやエッセイ本も山ほど出ています。

ところが、京都ブームに乗って、「京都風」のものが町にあふれるようになったせいで、それに満足してしまう観光客は多いようです。京都初心者には、それが「京都風」なのか、「真の京都」なのかは、見分けがつきにくいでしょう。

そんなわけで、「京都風」の情報でいっぱいのガイドブックも結構多く、真の京都の魅力についてきちんと書かれているものは、意外に少ないのです。

著者は生粋の京都人。歩くことと食べることが大好きで、子供のときからずっと京都を見てきました。

メジャーな大通りに「京都風」のものが多いとすれば、京都らしい本当の京都は路地裏にある――。

ということで、本書は、地元人だけが通う、京都の隠れた名所・名店を紹介した一冊です。

 

京都ガイド本大賞」は、地元の書店員さんたちによって、京都の数あるガイド本の中から選ばれます。初めての京都観光に役立つ「ガイド本大賞」と、京都のコアファン向けの「リピーター賞」の2本立てで選出されます。

今回の受賞は、納得の受賞ですね!

→受賞発表ページはこちら(Facebook)

 

柏井さんからのメッセージ

 京都に生まれ育って、暦はひと周りを軽く超えた。

 京都のあれこれを綴りはじめて二十年をようやく超えた。

 思いはただひとつ。本当の京都を伝えたい。真っ当な京都の姿を紹介したい。

 それだけを念じて書き続けてきた。雑誌の中で、一冊の書物として、形は違えども主張は同じ。舞台の書割にも似た、俄か仕立ての京都ではなく、長い歴史の中で、いぶし銀のように輝きを増してきた京都を見てほしい。

 幻冬舎から初めて出した新書「京都の路地裏」も、まったく同じ心持ちで書いた。派手に〈京〉を謳うことなく、路地裏でひっそりと、しかし誇り高く商う店や、市井の人々を守り続けてきた寺社。

 そこに光を当てた本書が、〈京都ガイド本大賞リピーター賞〉を頂いたことは、何にも増して嬉しい。

 さまざまな形で支えてくださった方々、すべてに感謝すると共に、ひとりでも多くの方に、お読みいただくよう一心に願うばかり。

 

著者プロフィール

撮影:宮地工

柏井壽(かしわいひさし)

一九五二年京都市生まれ。大阪歯科大学卒業。京都市北区で歯科医院を開業する傍ら、京都の魅力を伝えるエッセイや、日本各地の旅行記などを執筆。『おひとり京都の愉しみ』『極みの京都』『日本百名宿』(以上、光文社新書)、『京都の路地裏』(幻冬舎新書)、『日本ゴラク湯八十八宿』(だいわ文庫)、『おひとり京都の春めぐり』(光文社知恵の森文庫)、『泣ける日本の絶景』(エイ出版社)ほか多数。

自分の足で稼ぐ取材力と、確かな目と舌に定評があり、「Discover Japan」「ノジュール」「dancyu」「歴史街道」など、雑誌からも引っ張りだこ。京都や旅をテーマにしたテレビ番組の監修も多数行う。

柏木圭一郎名義で、京都を舞台にしたミステリー小説も多数執筆する一方、柏井壽本名で執筆した小説『鴨川食堂』(小学館文庫)が好評で、テレビドラマ化も。

二〇一三年「日本 味の宿」プロジェクトを立ち上げ、発起人として話題を集める。

二〇一五年、京都をテーマに発足したガイドブックシリーズ「京都しあわせ倶楽部」の編集主幹としても。

 

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