
生き方
先日も速報でお知らせしましたが、角幡唯介さんの『探検家の日々本本』が第69回毎日出版文化賞書評賞を受賞。その贈呈式が椿山荘で行われました。この賞は、著者だけでなく、出版社にも授与されるので、角幡さんと共に、担当編集も登壇。
受賞された皆様のスピーチは心にしみるものばかりでした。中でも、1961年に編纂を始め、半世紀あまりをかけて造り上げた『新・国史大年表』の日置英剛さんの、「生きているうちに出版はできまい」と思っていたけれど、国書刊行会の営業、編集の人たちの熱い思いに支えられ、「夢がかなった」というお話に、感動。本造りへの思いを新たにしました。
受賞の報せが幻冬舎にあったとき、角幡さんは北極を探検中。本来なら授賞式は、極夜への出発前日で、出席できないはずでした。
しかし、その探検をある事情で中断せざるを得なくなった角幡さん。スピーチでは、落胆しながらの帰路、コペンハーゲンで奥様から受賞の報せを受け、「よし、この賞金でまた来年北極へ行ける」と立ち直った、などのエピソードを披露しました。
幻冬舎へは、賞状とブロンズ像をいただきました。
打ち上げの席に鎮座したブロンズ像、なぜか「よしこ」(良いことをもたらすから?)と命名され、歴代よしこ(第59回『半島を出よ』村上龍、第67回『歓喜の仔』天童荒太で受賞)とともに、会社におります。(K)
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