欲しかった全てが手に入っても、満たされない。死にゆく直前、秀吉はひたすら狂気に向う！房野史典

皆さんご存知とおもいますが、
ここで連載されていた「応仁の乱」「真田三代」に、ここでは連載されていない「関ヶ原の戦い」を加えて、一冊の本になりました！
タイトルは、『笑って泣いてドラマチックに学ぶ 超現代語訳 戦国時代』です。
ぜひぜひお買い求めください。本になったので、ここに掲載されていた連載は読めなくなってしまってますが、お許しくださいね。

さて。
念願の天下統一が、ついに、ついに、叶った秀吉。
がしかし、天下統一したら、それだけじゃ、満たされなくなりました。
さあ、秀吉、ますます、狂気へと向かいます……。

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「せかいを変えるのさ」とつぶやきながら、いつか見たあの夢を追い越して

では黒田官兵衛パート13です。
おさらいだ！
北条と伊達は、秀吉に従わない。
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北条が勝手なことするから、「もう戦う！」ってなる。
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北条「小田原城と待ってる！」って、戦う気マンマン。
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大軍だし、石垣山城とか作るし、北条さん「ヤバ……」
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官兵衛、北条さん説得。負けを認める。
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秀吉、天下統一。
 
戦国時代が始まってから約120年が経ち、日本は豊臣秀吉によって統一されました。
官兵衛・秀吉タッグが夢見たことが、ついに実現したのです。
これでようやく日本に平和が戻ってくる。
ところが……。
 
秀吉「よし！ 明（中国だね）攻めるよ！」
全国の大名「え？ …………マジっすか……？」
  
秀吉は海外進出を宣言しちゃったんです。
（大名にご褒美としてあげる土地を海外に求めたとか、スペインがグイグイきてるからアジアを奪われたらヤバいとか、単なる野望とか、いろんな説があるんだけど、ホントの本当のところは今でも謎だね。秀吉本人にしかわからないと思う。）