そろそろお歳暮について考えなくてはいけない季節になってきました。日ごろお世話になっている方へ、感謝の気持ちをこめて贈るのがお中元・お歳暮です。
『知識ゼロからの喜ばれる贈り物のマナー』では、そんな季節の贈り物についてのマナーもご紹介しています。その一部を試し読みで公開いたします。
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お歳暮を贈る 2
お中元・お歳暮に喜ばれる品物
●食料品
お歳暮にはお正月用の毛蟹やハムなど、季節感のあるものがいいでしょう。
各地の名産の生鮮食品も人気が高く、喜ばれやすいお歳暮です。
●洗剤・食用油
洗剤や油は、長期の保存がきく消耗品として人気があります。
●商品券・ギフト券
商品券やビール券などは、贈られた人が好きなときに使えるので、もっとも人気があります。
最近のギフト券は種類が豊富です。先方の趣味嗜好を考慮したものを贈りましょう。商品券だけでは寂しいので、ちょっとしたお菓子などを一緒に添えるとよいでしょう。先方に品選びをお任せすることを詫びる一言を必ず添えましょう。
お中元・お歳暮のQ&A
Q. お中元とお歳暮のどちらかにする場合は?
A. お中元とお歳暮の両方を贈るのが原則ですが、相手によってはどちらかでも。一度にする場合は「一年の感謝をこめて」という意味をこめてお歳暮を贈りましょう。また、上司や取引先には必ず贈るべきだとは限りませんが、自己判断はせず、会社のルールに従って贈りましょう。
Q. お中元・お歳暮をいただいたら
A. 品物をいただいたら、中身をすぐ確かめましょう。もし、配送された品物が壊れていたり、不良品だったりしたときは、発送元のデパートや商店、配送業者にその旨を伝えれば、過失がない場合は、同じ品物か等価商品と交換することができます。その場合、先方を恐縮させないためにも事実は伏せておきましょう。
Q. お返しは必要?
A. 本来、お中元、お歳暮にお返しは不要ですが、目上の方から贈られてきたときなどは、お礼状だけではすまないときもあります。そんなときは時期をずらして「暑中御伺」や「御年賀」として贈りましょう。
Q. いただいた品物が壊れていたら?
A. 品物をいただいたら、中身をすぐ確かめましょう。もし、配送された品物が壊れていたり、不良品だったりしたときは、発送元のデパートや商店、配送業者にその旨を伝えれば、過失がない場合は、同じ品物か等価商品と交換することができます。その場合、先方を恐縮させないためにも事実は伏せておきましょう。
Q. 受け取れない相手から贈られてきたら?
A. 品物が届いたらすぐに贈り主を確認します。受け取ることが背任行為になるときは、配送人に理由を告げて持ち帰ってもらいましょう。受け取ってしまったときは開封せず上から包装して返送します。どちらも辞退する旨をきちんと手紙で伝えることを忘れずにしましょう。家族は勝手に開けないようにしましょう。
『知識ゼロからの喜ばれる贈り物のマナー』にはこのほかにも、知っておきたい知識や役立つ情報がたくさん掲載されています。この続きは、ぜひ本書をお読みください。