生き方
娘や女子と呼ばれる時代をすぎ、中年になって楽だなぁと感じるのは、チカンやボウカンの心配がなくなったことです。女子でもない、熟女と呼ぶほどの艶もない、かよわき老女でもない現在の中年期は、女の人生のなかでいちばん安全な気がします。
*
心配性の母の血を受け継ぎ、若いころからチカンの心配をして暮してきたものの、実際に被害にあったことは、幸か不幸か、一度もありません。ここから先は、私がチカンから見ても女として魅力的ではないという事実はいったん横に置いて、筆を進めさせていただきます。
ここから先は会員限定のコンテンツです
- 無料!
- 今すぐ会員登録して続きを読む
- 会員の方はログインして続きをお楽しみください ログイン
ひとり暮しの手帖の記事をもっと読む
ひとり暮しの手帖
これまでも、きっとこれからも、ひとり暮し。ここには、山田マチのひとり暮しのいろいろを書きつけます。
このなかのどれかひとつくらいは、あなたの心に届くかもしれない。届かないかもしれない。これは、ひとり暮しの山田の手帖です。