お茶にして飲んだり、料理のアクセントに活用したりするハーブは、それぞれにさまざまな効能があります。薬に頼りたくないとき、また、病院に行くまでもない不調におすすめです。
『専門医が教える 体にやさしいハーブ生活』には、そんなハーブの効能がくわしく解説されています。試し読みとして、その一部を公開します。
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疲れた目・肌・からだに効き 穏やかな強壮作用がちょうどいい
コーンフラワー
どんなハーブ?
ヨーロッパ南部原産の植物で、コーン畑の雑草だったのが名前の由来。とくにエジプトで古くから親しまれ、ツタンカーメンの墳墓からエンドウ豆と、この花が発見されました。
どのように効く?
くわしい成分や働きについてはわかっていませんが、穏やかな強壮効果があります。
また、消炎作用もあり、冷ましたティーで目を洗えば、疲れて充血した目をクールにし、眼病を予防します。うがい剤やスキンウォーターとしても利用できます。
どんな人に効く?
そこはかとない疲れをいつもひきずっているように感じる人、コンタクトレンズを使っている人、OA機器などの使用で、日常的に目を酷使する人などに向きます。
どんなときに効く?
目が疲れたときや充血したときは、冷めたティーを小さなグラスに入れ、目にあてがって上を向き、2~3回まばたきをして目を洗います(コンタクトレンズははずしてください)。
【プロフィール】
●種別:キク科の一年草
●学名:Centaurea cyanus
●和名:ヤグルマソウ
●有効成分:ビタミン群など
●利用できる部位:花
<作用・適応>
●強壮・消化促進・利尿・抗炎症
●結膜炎・疲れ目・全身倦怠感・肩こり
試し読みはここまでです。続きは『専門医が教える 体にやさしいハーブ生活』をお読みください。