営業成績トップの新人賞→25歳でベンチャー企業へ転職、初の1億円売上を達成→27歳でプレイングマネージャー。自身の努力が報われて周囲からも評価され、順風満帆にキャリアを築いているように見える一方で、心は不安でいっぱいだった金沢さんの20代。
30歳のときに営業先でパニック発作を起こし、がんばってるのに幸せになれない矛盾にきづき、ちゃぶ台をひっくり返すように、これまで握りしめていたあれこれを手放すことを決断します。
私がいなくても、部署は過去最高の売上を達成。
驚いたのは、何も変わらなかったこと。それどころか、無断欠勤をしていた私に、社長は「悦子がやりたいことには協力するからゆっくり考えてみろ」と選択肢を与えてくれました。何より、私がいなくても部署はちゃんと回っていて、過去最高の売り上げを達成したのです。
私が頑張らなきゃ達成できないとか、成果を出していないとこれまで築いてきたものがすべて台無しになってしまうというのは、自分の脳内が作り上げた妄想だったわけですね。
それからもう一つ。外的報酬だけでは幸せになれません。いや、幸せになれる人もいるかもしれませんが、私には無理でした。
ここから先は会員限定のコンテンツです
- 無料!
- 今すぐ会員登録して続きを読む
- 会員の方はログインして続きをお楽しみください ログイン
小さく働く。 戦略的キャリアダウンのすすめ
誰かの期待に応えるために、努力を怠らず働いてきた。それなりに評価もされているのに、自分に自信が持てない。仕事で幸せになれない。自分のやりたいことがわからない・・・。
働く女性に多い悩みの根幹にあるのは、「内的報酬」の観点が欠けていること。
日本初の女性向けキャリア転職情報誌の創刊編集長であり、働く女性10000人以上のキャリア相談にのってきた金澤悦子さんによる、女性が幸せになる働き方提案。