好きな作品、面白かった作品に出会うと、人と語り合いたくなるものです。なのに、自分の気持ちにぴったりの言葉がうまく出てこないときはないでしょうか。そういうときこそ、読書の達人たちの“見立て”です。読んで書評するプロたちは、様々な視点を持っています。私の言いたかったことはこれだ~とわかった時の快感や、作品に関する深い知識、新たな発見に出会うと一層得した気分に。「面白い!」と感じるスイッチをたっぷり教えてくれる、そんな4冊はこちらです。(S)
誰かとやっぱり話したい、火村とアリスのこと
杉江松恋『そうだったのか!?ドラマ『臨床犯罪学者 火村英生の推理』 〈火村&アリス〉シリーズが10倍面白くなる本』
ドラマ化され、再び脚光を浴びた〈火村&アリス〉の人気シリーズを徹底解説!!気になる原作とドラマの違いから、両者の魅力、背景がよりわかる裏話、ミステリーの特徴や歴史まで、ライブ感たっぷりにお届けする新感覚のドラマレビュー。これから観る人も、原作ファンもミステリー好きも痺れるマッコイの解剖室へようこそ。
(目次)
◆火村英生シリーズ読むべき10冊はこれだ
◆ 第1話「絶叫城殺人事件」
原作と徹底比較。ドラマ版は犬キャラなんですか
◯男の園に女性キャラクターが追加された
◯火村はどこへ行こうとしているのか
◯第1話を観て原作が気になった方のために
◆第2話「異形の客」
シャングリラ十字軍ってなんだ
◯第2話で光ったのは手がかりの呈示の仕方だった
◯シャングリラ十字軍とは
◯横溝正史みたい ……以下、全10話の解説を収録。
この数!この情報量!この溢れる愛!
杉江松恋/藤田香織
『スギエ×フジタのマルマル読書(1) 2010年9月-2012年8月』
「本は読みたい。でもハズレ本を読んでいる時間はナイ……」
そんな世の人々の悩みを本読みの達人が解決します。本音と裏話満載のトークで、2010年9月から2012年8月発売の話題の新刊から文庫化された名作まで、自信を持っておススメ!
<書籍一覧>
『勝手にふるえてろ』綿矢りさ
『ドゥルシネーアの休日』詠坂雄二
『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』リリー・フランキー
『百瀬、こっちを向いて。』中田永一
『アンダスタンド・メイビー』(上・下)島本理生
『at Home』本多孝好
『田村はまだか』朝倉かすみ
『Re-born はじまりの一歩』伊坂幸太郎、瀬尾まいこ、豊島ミホ、中島京子、平山瑞穂、福田栄一、宮下奈都
『ヴォイド・シェイパ』森博嗣
『ユリゴコロ』沼田まほかる
『マウス』村田沙耶香
『女の絶望』伊藤比呂美
『ロンリー・コンバット!』日向まさみち
『この女』森絵都
『根津権現裏』藤澤清造
『世界屠畜紀行』内澤旬子
『緑の毒』桐野夏生
『笑い三年、泣き三月。』木内昇
『ブラッド・ブラザー』ジャック・カーリイ
『おまえさん』(上・下)宮部みゆき
……他、多数。
そういえば、あの大作を読んでなかった、という時にも
杉江松恋/藤田香織
『スギエ×フジタのマルマル読書(2) 2012年9月-2014年8月』
本音と裏話満載のトークで、2012年9月から2014年8月発売の話題の新刊から文庫化された名作まで、自信を持っておススメ!
<書籍一覧>
『ソロモンの偽証 第I部、第II部、第III部』宮部みゆき
『しろいろの街の、その骨の体温の』村田沙耶香
『厭な小説 文庫版』京極夏彦
『悶絶スパイラル』三浦しをん
『暗くて静かでロックな娘』平山夢明
『ブラックボックス』篠田節子
『小さいおうち』中島京子
『乙女の密告』赤染晶子
『私の嫌いな探偵』東川篤哉
『はだかんぼうたち』江國香織
『掏摸』中村文則
『ぼくたちの家族』早見和真
『死神の浮力』伊坂幸太郎
『島はぼくらと』辻村深月
『晴れた日は図書館へいこう』緑川聖司
『ようこそ、わが家へ』池井戸潤
『おはなしして子ちゃん』藤野可織
『金色機械』恒川光太郎
『鹿乃江さんの左手』青谷真未
『死ぬ気まんまん』佐野洋子
……他、多数。
好きな作品がどう話されているか知りたい、という時にも
杉江松恋/藤田香織
『スギエ×フジタのマルマル読書(3) 2014年9月-2016年8月』
本音と裏話満載のトークで、2014年9月から2016年8月発売の話題の新刊から文庫化された名作まで、自信を持っておススメ!
<書籍一覧>
『キャプテンサンダーボルト』阿部和重・伊坂幸太郎
『あなたの本当の人生は』大島真寿美
『はぶらし』近藤史恵
『恋愛小説』椰月美智子
『死と砂時計』鳥飼否宇
『鳩の撃退法』(上・下)佐藤正午
『ファミリー・レストラン』東山彰良
『蜜の残り』加藤千恵
『モダン』原田マハ
『虹猫喫茶店』坂井希久子
『汽車旅の酒』吉田健一
『闘う女』朝比奈あすか
『流』東山彰良
『あの家に暮らす四人の女』三浦しをん
『トマト・ゲーム』皆川博子
『セックス・ドリンク・ロックンロール!』みうらじゅん
『戦場のコックたち』深緑野分
『消滅』恩田陸
『届け物はまだ手の中に』石持浅海
『私たちがプロポーズされないのには、101の理由があってだな』ジェーン・スー
……他、多数。
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幻冬舎plus+編集部便り
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