「相性」は良くできるのか？真木あかり

「占い師って、自分の運勢は占えるのですか？」という質問をよくいただきます。プライベートで会った人などは半分くらいの方が尋ねてくるでしょうか。よほど謎めいた存在と受け止められているか、もしくは「人生を先読みしてうまいことトクをしている」という印象を与えているのだろうと思います。

　私の場合は自分自身も占います。だいたい一生分の見通しはつけてありますが、その結果を受けてどう動くかは自分しだい。でも行動経済学で明らかにされているように、人間は合理的な存在ではありません。ダメだとわかっていても行きたくなりますし、危ないとわかっていても正常性バイアスははたらくものです。まあ私が向こう見ずなだけかもしれませんが、相性が最悪とわかってお付き合いしたことがありました。もうずいぶんと昔のことですが、わかっていても好きだったのですね。

「相性」というのは本当にあるのか

　好きな人ができると、相性というのは気になるものです。どきどきしながら占い本を開き、彼と自分の星座が交わるところを探した経験がある方は多いでしょう。ケンカをするたびに「相性が悪いのかな？」と思う方もいそうですね。

本連載では、真木あかり先生が読者のみなさまから頂いた恋愛相談にお答えします。

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