JJ(熟女)会で盛り上がるネタに「ファッション黒歴史」がある。
お若い方はご存じないかもしれないが、古の日本には「アムラー」「シノラー」という二大勢力が存在した。JD(女子大生)だった私はシノラー派に属していたのだが、当時から非モテの才能に恵まれていたと言える。
シノラーファッションは一言でいうと、救急車のサイレンが聞こえた時に「あんたを迎えに来たで」とお母さんに言われるファッションだ。
全然一言で言えてないが、当時の写真を見ると、妖怪人間ベムのTシャツにランドセルを背負って首からワニのぬいぐるみをぶら下げた己が映っている。
何万年後の未来に「かつて地球に生息した最もモテない生物」の資料になるかもしれない。
ミニスカ・茶髪・厚底ブーツのアムラーが男にナンパされる一方、シノラー派は「愛などいらぬ!個性こそ正義!」とCUTIEや宝島を読み、電気グルーブを聞き、部屋でお香を焚いていた。
元サブカル女子には「奇天烈=個性的でオシャレ」と信じて、漆黒の歴史を刻んだ者が多い。
ファッション黒歴史には「奇天烈でイタい」と「無頓着でダサい」の二派がある。
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