老いるとはどういうことか。5つの老人病(痛風、前立腺肥大、高血圧、頸痛(けいつう)・腰痛、慢性気管支炎)に次々襲われた著者64歳の体験記。著者は痛みにどう対処したのか。余計な手術ばかりする整形外科医と、長生き推奨医の罪も糾弾する痛快エッセイ。――『老人一年生』(副島隆彦著)
脊柱管狭窄症(せきちゅうかんきょうさくしょう)の方も、簡単に言えば、周りの骨からはみ出てきた軟骨と髄核(ずいかく)が、年をとって経年(けいねん)劣化によって、はみ出してヘルニアとなり、これが神経を圧迫して腰が痛み、ひどい場合は激痛になるのだと思う。
私は医者ではないので、言葉遣いは不正確だが、「椎間板(ついかんばん)ヘルニア」とか「脊柱管狭窄症」と呼ばれるものは、ほぼこういうことだ。
腰痛治療でボルトを入れられてしまった中年女性の話
ここに腰にボルトを入れられてしまった、ある中年女性(まだ40代)のレントゲン写真を載せる。本人の許可をもらっている。なんと無惨な映像だろう。
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老人一年生
5つの老人病(痛風、前立腺肥大、高血圧、頸痛・腰痛、慢性気管支炎)に次々襲われた著者・64歳の体験記。老化のぼやきと、骨身にしみた真実を明らかにする痛快エッセイ。