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「小説幻冬」編集部より

2017.08.18 公開 ポスト

【編集部日記】「小説幻冬」8月27日号、校了しました。幻冬舎plus編集部

8月16日(水)
幻冬舎ではお盆期間は会社が休み。で、今日から営業再開。「小説幻冬」2017年8月27日売り号の全ての作業を終え、ゲラを印刷所に戻す。24日に見本が刷り上がるので、手に取って見るのが楽しみ。

小説幻冬の作業をしながら、9月に刊行する文庫のカバー色校のことやゲラの細かい点の確認やらをやる。最終コーナーを回っている感じがして、この作業は好き。
過去に担当した小説作品が面白い展開になりそうな気配。まだ何とも言えないけど、「先」に楽しみなことがあると、日々に張りが出る。

夜、渋谷で打ち合わせ。


8月17日(木)

『白球の約束 高校野球監督になったプロ野球選手たち』(本郷陽一著)を読んでシビれる。プロ野球の選手ではなくなっても野球と関わっていたいという「思い」の強さと、その思いを現実とどう結びつけるか考えて起こす「行動」。この二つに「人の縁」とか「運の巡り合わせ」とか、そういう要素が絡まって、「今」がある。僕はプロ野球選手ではないけれど、自分のこれからの人生を考えるに際して、とても刺激を受ける一冊だった。ものすごくオススメ。

9月売り、10月売りの小説幻冬のラインナップを整理したり、取材のことを段取ったり。

夕方に三軒茶屋で打ち合わせ。その後、原稿を読んだり、持ち歩いていた文庫本を読んだり。


8月18日(金)

Numberの「ダルビッシュ有が教えてくれたこと」を読んで感動。当時、ダルビッシュ選手のすごさにはもちろん度肝を抜かれたけど、サイドスローで淡々と投げる二番手投手の真壁選手に強く心打たれていた僕は、10年以上の歳月を経て知る二人の物語に泣けて泣けて仕方ない。大人になった真壁さんが野球から完全に引退することを告げた時のエピソードなんて、涙腺決壊です。

午前、所属している局の企画会議。幻冬舎では、一人一人が企画立案や編集はもちろん、宣伝に関しても責任を持たなければいけないので、考えることがたくさんあって楽しい。企画にはその人の個性がどうしてもにじむから、そういうのを感じたりするのも楽しい。

午後、小説幻冬でこれから始めていただく予定の連載にまつわる取材に同行。まだ詳しくは言えないのですが、めちゃくちゃ面白い連載になりそうです。世界はたくさんの「未知」に溢れていて、「へえ!」とか「そうだったの!?」とか「なにそれ??」とか驚くことが山ほどあって、そういう「未知」の世界を活字メディアで提示できることに喜びを感じる。

 

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