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「小説幻冬」編集部より

2017.11.17 公開 ポスト

【編集部日記】『沖縄を変えた男 栽弘義――高校野球に捧げた生涯』がすごく面白い。

11月13日(月)
先週、「小説幻冬」11月27日売り号の作業がひと段落したので、今日は喫茶店で溜まっていた本を読む。直接的に仕事に関係がある資料から、完全に趣味で読むものまで。小説あり、高校野球監督のノンフィクションあり、漫画あり、評論あり。30分区切りで取っ替え引っ替え読む。こういう読み方をすると、いい感じに脳みそがシャッフルされて気持ちいい。気持ちはいいが、7冊持ち歩いていたのでバッグが重い。

ちなみに僕は高校野球が大好きで、関連本をよく読むのですが、『沖縄を変えた男 栽弘義――高校野球に捧げた生涯』がすごく面白いです。おすすめです。栽監督!

夜、会社の先輩たちと食事。ヒット作をたくさん担当した編集者なので、話していると刺激的。


11月14日(火)
2月文庫のことでワタワタしてしまう。こういうふうになるたびに、「もっと事前に色々なことを考慮して、準備せねば」と思うのだけれど、どうもうまくいかない。反省。「仕事ができる」とされている人たちを観察していると、やはり「準備する力」がすごい。何かの案件で相談すると、僕の2歩くらい先まで既に考えていたりする。「いまやっていることの次にやること」にも意識が届いている。こういうところは真似したい。

中村文則さんの『去年の冬、きみと別れ』の帯を新しいものにしようとあれこれやっていて、その色校が出たので関係各位に送る。とてもいい帯ができたと思います。

夜、他社の編集者とご飯を食べる。みんな頭の回転が早い。


11月15日(水)
来年出す小説作品のことで打ち合わせ。もう「来年」の話をする時期になったんだなぁ、としみじみ思う。この作品は、幻冬舎plusの編集長・竹村が担当しているのだけれど、すごく面白いし、今の日本に絶対必要な小説なので、微力ながらお手伝いさせていただくことに。いい打ち合わせができたと思う。

帰社して、「小説幻冬」11月27日売り号の最終校了作業。


11月16日(木)
午前中に編集会議。午後から作家と一緒に映画「ブレードランナー 2049」を観に行く。そして、そのままご飯を食べにいく。

夜に会社に戻ってちょっと原稿を読む。20代の頃は、会食のあとに会社に戻るとか当たり前にできていたけど、さすがにアラフォーの身にはキツい。夜なので編集部が静かで集中できると思ったけど、肝心の「集中力を持続する体力」が低下したんだなぁ。とぼとぼと約1時間かけて歩いて帰る。こういう体力はまだある、と自分を励ます。
 

「小説幻冬」 有馬大樹

 

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