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脱・草食系男子フェア

2017.12.29 公開 ポスト

介護事業を始めて気がついた、中年童貞の深刻さ中村淳彦

藤沢数希さんの小説『ぼくは愛を証明しようと思う。』のドラマ化(2017年12月28日に放送)を記念して、各電子書店で「脱・草食系男子フェア」を開催しています!その中から日替わりで"脱・草食系男子本"をおすすめします。

ルポ 中年童貞 中村淳彦​
 性交渉未経験の男性がこの20年間、増え続けている。いまや30歳以上未婚男性の4人に1人が童貞だ。彼らに共通するのは、過剰なプライドの高さ、コミュニケーション不全、潔癖な女性観だ。童貞というコンプレックスは彼らの社会的な自立をも阻害する。性にまつわる取材を続ける著者がえぐる日本社会の不健全さ。衝撃のルポルタージュ。

iStock.com/7maru

はじめに

 本書は中年童貞がどのような存在で、彼らが社会にどのような影響を及ぼしているのかを可視化するのが第一の目的である。

 童貞とは「性交未経験の男性」のことだ。

 国立社会保障人口問題研究所「第14回出生動向基本調査」(2010年)によると、20~24歳の未婚男性で性交経験がない人は、40・5%と前回(2005年)に比べ6・9ポイント上昇。さらには、30~34歳の未婚男性のうち、性交経験がない人の割合は26・1%となっている。おおよそ、4人に1人以上が童貞という計算だ。

 この数値を元に計算すると、30歳以上の未婚男性はおおよそ800万人、全国に209万人の中年童貞がいることになる。これは長野県の総人口と、ほぼ同数だ。「出生動向基本調査」は5年ごとの調査で、性交経験のない男性はここ20年の間、上昇し続けている。

 性交経験の有無や頻度、回数は、極めてパーソナルな問題であり、個人の自由だ。秘めたる性交経験が社会に影響を及ぼすわけがないじゃないか、と思われがちだが、性交未経験の男性は婚姻率の低下や少子化はもちろん、アイドルやアニメなどの娯楽産業、アダルトビデオや性風俗などの性産業の動向と密接に関わるだけでなく、職場においてはパワハラやセクハラなどの人間関係、労働の長時間化、離職率など、社会の根幹に関わるネガティブな問題に繋がっている、というのが私の仮説だ。

 

 中年童貞の深刻さに気づいたのは、私が2008年に異業種参入で介護事業を始めてからである。

 爆発的に需要が増える団塊世代が後期高齢者になる2025年に向けて、老人たちの介護を民間に委ねる介護保険が始まるなど、介護事業は日本の中で数少ない成長産業として、民間企業を中心に現在進行形で急拡大している。

 ただ、元々不人気職種であるため、人材不足は深刻だ。極端な売り手市場であり、健康であれば誰でも介護職にありつける。本来、介護は経験と知識と技術によって高齢者の命を預かる専門職である。にもかかわらず、人材の選別はまったく機能していない。希望者全員が採用され、他業種ではありえない人材の異常な質の低下が全国的に進行している。

 未経験なのに介護の世界に足を踏み入れてしまった私にも、うんざりするほどの様々な困難があった。困難のすべては介護を必要とする要介護高齢者ではなく、働く介護人材の問題である。そこではかなりの確率で30代、40代、50代の中年男性にぶつかった。彼らは総じて未婚中年男性たちだった。

 どうして彼らが繰り返し人間関係でトラブルを起こすのか。深い疑問が浮かんだ。

 すべての問題は、彼らが周囲の人間と軋あつ轢れきを起こしたり、他人を攻撃したり、イジメたりすることから始まる。その行動がいかによくないことか注意してもまったく理解してもらえない。彼らは決定的に物事の考え方や行動が周囲とはズレていた。

 彼らは、全員、介護現場の末端でともに働いた男性たちだ。プライベートな会話の中で、彼らに直接的、または遠まわしに「セックス経験の有無」を訊ねたこともある。すると、全員が堂々と、または言い訳しながら「ない」と答えた。

 一人や二人ならば単なる個人の性格や事業所の不運と思っただろうが、数年間に及んで何人もの中年男性が同じようなトラブルを起こし、その原因のほとんどは「決定的に物事の考え方や行動がズレている」ということは変わることがなかった。

 私は介護現場の末端で、30歳を超えて性交未経験の中年男性に大きな問題が潜んでいることを確信した。

 

 ここで“中年童貞”の定義をしておこう。

 取材前は、生まれながらに障害のある男性や、同性愛者は本書の“中年童貞”から除外して考えた。女性と交際した経験がなく、性風俗にも行ったことのない30歳を超えた真正童貞男性を“中年童貞”、女性と交際した経験はないが、性風俗店でプロの女性相手に経験がある男性を“素人童貞”とした。

 しかし、取材を進めていくうちに中年童貞なのか、素人童貞なのか簡単に区別できるものではないことに気づいた。すでに亡くなっていて確認のしようがない男性もいる。書籍化にあたっては“素人童貞”も含めて、プライベートな恋愛や人間関係で女性と性交体験がない男性を“中年童貞”としたい。

 

 これほど大量の中年童貞は、100%近い人が結婚していた時代には現れえなかった人々だ。1950年(昭和25年)の生涯未婚率は、わずか1・5%。それが2010年には20・1%に跳ね上がっている(男女共同参画白書平成25年版)。彼らは、なぜ日本社会に生まれたのか。

 個人的であるはずの性の問題だが、性意識ほど時代の価値観に左右されるものはない。そこには確実に現代社会が映し出される。“中年童貞”というレッテルを貼って論じることに様々な批判があることを承知の上で、彼らがいったいどのような存在であり、背景になにがあるのかを検証していきたい。

第一章 秋葉原は中年童貞天国

 リアルのない電脳の異界

 “石丸電気”と書かれた赤い大きな看板が見える。

 黒い水が緩やかに流れる神田川を越えると、ネオンきらめく電気街に突入して秋葉原駅に到着する。

 秋葉原は戦前から電子製品はなんでも手に入る電気街として発展し、90年代後半以降はオタクの街として異様な熱気を放つようになった。移転した青果市場と操車場跡の空き地が生まれたことで、東京都と千代田区が本格的な再開発を展開。今では、東側は高層ビルが建ち並ぶITタウンとなっている。強引に高架にした山手線と総武線が交差して十字架となり老朽した迷路のような秋葉原駅と電気街だけは、昭和時代そのままの姿で残っている。

 2005年8月に秋葉原駅とつくば駅を結ぶ首都圏新都市鉄道つくばエクスプレスが開通した。再開発と新鉄道開通、凸版印刷、山崎製パン、YKK、加賀電子など多くの老舗企業が本社を移転。その同時期にオタク文化が急発展したことで、秋葉原駅の乗降客は約12万人から約40万人と急増している。秋葉原は電気の街から、世界が注目するITとオタクの街に変貌した。

 私が秋葉原に降り立ったのは“中年童貞がいるのでは?”と思ったからである。

 電気街口を出ると、数えきれないほどのメイド姿の女の子たちが甘い声を出しながら男性たちにチラシを配っている。歩いているオタクたちは内向的な雰囲気を醸しているメガネ、メタボの男性が多く、性格は温厚で優しく真面目そうに見えた。

 家電、フィギュア、トレーディングカード、メイド喫茶、電子部品、DVDなどの専門店が雑多に並ぶ、中央通りを右折して高架を越えて1分ほど歩くと、自動車工場派遣社員・加藤智大が「秋葉原で人を殺します。車でつっこんで車が使えなくなったらナイフを使います、みんなさようなら」と犯行予告をして14人を殺傷した交差点があった。

 青空の下でオタクやメイドたち、サラリーマンが行き交うのを眺めていると、大量殺人が行われた現場とは思えない平穏な退廃があった。

 交差点の向こうに、「女の子と恋をしようよ、恋の妖精の名にかけて」と二次元美少女たちが笑う巨大看板がある。8階建ての店舗に入ると、膨大な有名無名アイドルのCDとDVD、少女のフィギュアとアニメDVD、美少女PCゲーム、18禁PCゲームが販売されていた。最上階では毎日アイドルの卵たちがイベントを開催している。路上をうろつく大量のオタクたちは、少女のイメージが山のように積み上げられている入口に続々と吸い込まれていった。まるで美少女がオタクたちを捕食しているかのようだった。

 秋葉原にあるのは独特な風景ばかりだ。

女性の裸を見て嘔吐する

 歩いているオタクの多くは、童貞なのか。

 最新のアニメDVD─BOXを買っていた40歳くらいの男性に「取材をさせてもらえませんか?」と声をかけたら、走って逃げられてしまった。歩行者を取材するのは困難であると判断して、友人の編集者に連絡して事情を話すと「秋葉原に詳しい人をそっちに向かわせるから」という。2時間後に電気街口に来てくれた高橋氏(仮名・42歳)は、中央通りを一つ曲がった路地でメイド喫茶を経営する人物だった。

「なんの取材ですか」と、高橋氏。

「二次元(アニメ・フィギュア)コンテンツとオタクと中年童貞です」と、正直に答えると苦笑いしている。

 そのネタならば「(経営する)店から遠い方がいい」と言うので、ITタウンにある喫茶店に入る。上場企業サラリーマンやキャリア女性たちが闊かつ歩ぽするITタウン側には、オタク男性たちは少ない。

「この街は童貞だらけですよ。中年童貞って何歳からですか? 30歳以上の童貞となるとたぶん渋谷とか新宿の100倍はいる。ここはアイドル以外のリアルがない電脳の異界ですから」

 周囲にオタク系の人物がいないことを再確認すると、猛烈な勢いで喋りだした。一方的に喋るのはオタクの人たち独特の傾向で、この高橋氏もオタク的な人物である。

「二次元しか愛せないっていうオタクがいるけど、そのほとんどは方便ですよ。実際は現実の女の子に相手にされないから、二次元が好きというのが一般的です。最近はネットで叩かれるからみんな言わなくなったけどね。二次元しか好きになれないって言い訳、自己暗示。オタクの人に見られる傾向だけど、自己正当化するわけですね。非モテって言葉も同じように使われている。俺たちはモテないのではなく、モテたくないと。もちろん例外もあって現実の女の子からモテるルックスだけど、二次元しか興味がないって人もいる。それは若い世代に多いですね。

 アニメの専門学校の学生から聞いたけど、学校でデッサンの授業がある。モデルの女の子が学校に来て裸でポーズをとって、それをデッサンする。そうすると嘔吐とか体調を崩す学生が続出するらしい。理由を聞くと、リアルな女は毛穴があって気持ちが悪いみたいなことを言ったりする」

 女性に毛穴があるから嘔吐する──想像を絶する話がいきなり出てきて息をのんだ。

「幼女誘拐殺人がたまに起こって、オタクだからってことになるじゃないですか。それは間違っていて本当に二次元だけが好きな人は、リアルな幼女は誘拐しないわけです。だって興味がないから。二次元しか愛せないオタクは『だって、あいつら息をしているじゃないか』って言いますよ。リアルな女の子って呼吸するじゃないですか。動くじゃないですか。二次元キャラクターは息をしないので、それを愛してしまうとリアルな女性に大きな生理的違和感が起こるわけですね。まあ、そこまで重症のオタクは一部ですけど」

 フィギュアや二次元アニメなど、ヴァーチャルなものに依存するオタクたちの症状は、予想以上に深刻なようだ。

処女でない女は人間ではない

 二次元美少女キャラクターをめぐる状況が現在に至る発端は、1995年の「新世紀エヴァンゲリオン」といわれている。10代、20代前半の男性は生まれたときから二次元アニメが存在し、初めて好きになった異性が美少女キャラクターということも少なくない。

 二次元に深入りしているオタク男性は、メーカーが続々と送り込む美少女キャラクターに惹かれ、愛情を注ぎ、性的な対象にしている。当然だが、美少女キャラクターは生身の人間ではなく、販売するために精巧に作られた電子イメージである。

 パソコンが一般に普及したのは1995年以降。同時に美少女キャラクターも激増して現在進行形でクオリティを高めている。Windows 98が発表された1998年を秋葉原がオタクの街になった年だとすると、現在の40歳は、そのとき24歳、30歳は14歳、20歳は4歳である。異性を意識する思春期の中学生時代に、手の届くところに二次元キャラクターがあったかなかったかでその依存の深度、ヴァーチャルに愛情を注ぐことができるかどうかという性格は大きく変わってくるようだ。

「アニメ好きに共通しているのは年齢に関係なく、中学生や高校生のときに学校でモテなくて、不遇な環境の中で美少女キャラクターを性的対象にして、現実の世界から逃避していることです。学生時代に逃避して、そのまんま逃げ続けているパターンが多いのは30代まで。40代以降は大人になってからハマっているので、リアルな女に絶望してとか、それなりに苦悩した結果でしょうね。どちらも逃げているけど、思春期に逃げたか、大人になってから逃げたかの違いがあります」

 中学生時代にモテる男など、クラスの1割程度ではないか。中学校で1割に入れなかったら、自分を見つめ直して高校デビューする。高校でもダメだったら大学でさらに挑戦か、得意分野に特化して女子の対象を絞るなど、試行錯誤を繰り返すはずである。

 モテなくて頭を抱えた中学生時代からヴァーチャルな世界に逃避し、仮想の中で時間が止まっているとなると、現実に戻ったときにはなにも解決されていない。止まっている時間が長期に及ぶほど、環境や状態が悪化しているはずだ。

 話を聞きながら、ふと自衛隊市ヶ谷駐屯地に乱入して自決をした三島由紀夫のエッセイを思いだした。

男性独自の冷静沈着、客観的な判断力というのは、多く童貞を失うことによって得られるものだからであります。童貞のあいだのものの考え方には、どうも禁欲からくるマイナスがある。「貞潔は、ある人々においては徳であるが、多くの者においては、ほとんど悪徳である」とニーチェも言っているとおりです。(『行動学入門』)

 男性の冷静沈着で客観的な判断力は、すべて現実に根づいている。現実に対する冷静で客観的な判断は、我々の社会を作る大きな要素の一つである。性とは個人的なものではなく、他者と親密な関係を築き社会に関わることだと考えるならば、中学校でぶつかった異性の壁を乗り越えられず時間が止まっているのは非常に危惧すべき事態である。

「年齢に関係なく、二次元好きなオタクに共通しているのは処女信仰です」

 周囲を見わたして、隣席に聞こえないような小さな声となった。

「多くのオタクは、処女以外は人間じゃない、といった思想を持っています。40代、50代以上のオタクは、リアルな幼女と二次元に処女を見ている。80年代は普通に書店で幼女ヌードとか売っていたじゃないですか。思春期に成長途上の幼女が好きになり、児童ポルノ法で禁止されたあとは、二次元に移行していますね。若い世代は最初から美少女キャラクターに処女を見ているし、求めています。

 処女信仰は、処女であることがなにより重要であるという考えです。処女じゃないと人間ではないっていうのは異常ですが、オタクにとっては当然の思考。愛情を注ぐのは必然的に幼い女の子になる。現に二次元美少女ってすべて幼い女の子のイメージじゃないですか。設定は18歳でも絵から受ける印象は小学校高学年から中学2年生くらいでしょう。だから、オタク産業のコンテンツは少女ばかりになるわけです。秋葉原のオタク文化は幼女性愛と密接に繋がりながら、今に至っているといえます」

 確かに、交差点の向こうにあった巨大店舗で販売しているリアルなアイドル以外のコンテンツは、ほぼすべてが中学生以下を想像させる少女だった。モニターされているキャラクターの声も、幼さを感じさせる。

「オタクの強固な処女信仰は、単純に自分が童貞だから。彼らの中にはアニメのような恋をしたい、という強い願望と妄想がある。自分は童貞のまま運命の人とめぐりあって、それは理想の汚れなき女性で、結婚して、みたいな。ディテールは人それぞれですが、おそらく大枠は絵に描いたような恋愛を妄想している。オタクじゃなくても、恋愛をしないまま大人になっていくと理想が高くなるじゃないですか。それの究極系だと思いますね。理想の恋愛、完璧な恋愛を何十年も妄想し続けると、処女信仰に行きつくのでしょう。もう一つ他人に汚されていないことを求めるのは、女性に他人と比較されるのがこわいということもあるでしょうね」

貞操が中年童貞のプライド

 パソコンが普及して二次元キャラクターが充実するオタク文化が始まるのが、1995年。不運なことにその前夜の1993年、リアルな女性の間でブルセラブームが起こっている。ブルマーやセーラー服をお金に換えた女子中学生たちは高校生でギャルになり、現在は美熟女として性を謳歌している。90年代後半以降にオタクたちが完璧な恋愛を妄想している間に、女性たちはまったく反対方向に大きく変貌してしまった。

 女性たちは性を積極的に語るようになり、性風俗店やAVプロダクションには働きたい女性が自ら応募する。その一方で、18~34歳の未婚女性の処女率は、国立社会保障人口問題研究所「出生動向基本調査」によると1987年に65・3%だったものが、2010年には38・7%と激減している。80年代以降、童貞は増えているのに対して、処女は減っている。さらに婚姻率も下がり続けている。恋愛に興味のない女性も増えてはいるが、オタク男性が妄想しているような理想の恋愛がしたいという声は聞こえてこない。

 時代に逆行して貞潔や完璧な恋愛を求めるのは、三島由紀夫の言う「冷静な判断力を得られていない」ということか。三島由紀夫は、自決した四十数年後の日本でヴァーチャル美少女に依存し、メルヘンのような恋愛を妄想し続ける男性が激増することを予想していただろうか。少なくとも二次元アニメのような美少女で性格がよく、処女で、すべてを受け入れてくれる女性など、この世に存在しない。

 現実を生きている以上、非現実的な妄想をして、時間を止めてしまうことは危険である。

「10代、20代はまだリアルに戻る可能性があるかもしれないけど、40代、50代の二次元に深くはまっているオタクは、ほとんど全員がそのまま死んでいくはずです。一生そのまま。よく童貞に『風俗行けば?』みたいなことを言う人がいるけど、彼らが性風俗に行くなどありえない。それは自分が汚れるから。30歳まで童貞だったら妖精になれるっていうフレーズがあるじゃないですか。その貞操は彼らのプライドです。ただ一つリア充に勝てるものと思っている。しかし、実際は現実から目を逸らして、アニメに逃避しているだけ。その一日一日でチャンスは失われているわけです」

 二次元に依存するオタクのほとんどは、全員がそのまま死んでいく──。その言葉を聞いて呆然とした。どこにもないファンタジーを信じて、現実をなにも知らないまま死んでいくのはあまりに淋しくないか。

(「はじめに」「 秋葉原は中年童貞天国 」より)

***
ルポ 中年童貞」目次より抜粋

◆オタク向け老人ホーム構想で死ぬまでオタクを囲い込む
◆理想の女の子や友達の絵を描いて自分を納得させる
◆不遇だった中高生時代の記憶から逃れられない
◆童貞をなくしたら処女の女の子に相手にされなくなる
◆かつて付き合った女性とはセックスしなかった
◆童貞は妄想の中で捨てた気がする
◆モテなすぎて死んだ鈴鹿イチロー
◆正義感溢れる僕がなぜ社会にも女にも受け入れられないの?
◆童貞ネタは笑いとして聞いて欲しい
◆女性はなにかと値踏みするから嫌い
◆祖母の心ない発言が多大なストレスに
◆1年以内に童貞処女を喪失する学校を作る
◆童貞問題はあらゆる社会問題とリンクする
◆童貞&処女のヴァージン卒業合宿
◆44歳の中年童貞の介護職員
◆中年童貞によって崩壊する職場
◆中年童貞は自ら“社会的な死”を望んでいる
◆オタク叩きは間違い
◆婚活パーティーに来る中年童貞の現実離れした要望
◆中年処女と中年童貞の違い
◆女性こそ、断られることを怖がっている……など

 

◇今だけ20%引き!脱・草食系男子フェア対象タイトル一覧◇

ぼくは愛を証明しようと思う。』 藤沢数希
日本人はもうセックスしなくなるのかもしれない』 湯山玲子/二村ヒトシ
ルポ 中年童貞』 中村淳彦
ヤクザに学ぶ恋愛交渉術』 山平重樹
あの人は、なぜあなたをモヤモヤさせるのか 恋愛編』 宮崎智之
恋愛で暴走しないための技術』 二村ヒトシ/アルテイシア/仲俣暁生/中野信子
男と女がいつもすれ違う理由』 はあちゅう/藤沢数希
日本一有名なAV男優が教える人生で本当に役に立つ69の真実』 加藤鷹
出世する男はなぜセックスが上手いのか?』 アダム徳永
「劇場版テレクラキャノンボール2013」が教えてくれる男と女とその時代』 湯山玲子/カンパニー松尾

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脱・草食系男子フェア

藤沢数希さんの小説『ぼくは愛を証明しようと思う。』のドラマ化を記念して、
「脱・草食系男子フェア」と称し対象作品の電子書籍版をお得にご購入いただけるフェアを各電子書店で開催しております。
今回はその中から一部を紹介させていただきます。

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中村淳彦

1972年生まれ。ノンフィクションライター。AV女優や風俗、介護などの現場をフィールドワークとして取材・執筆を続ける。貧困化する日本の現実を可視化するために、さまざまな過酷な現場の話にひたすら耳を傾け続けている。『東京貧困女子。』(東洋経済新報社)はニュース本屋大賞ノンフィクション本大賞ノミネートされた。著書に『新型コロナと貧困女子』(宝島新書)、『日本の貧困女子』(SB新書)、『職業としてのAV女優』『ルポ中年童貞』(幻冬舎新書)など多数がある。また『名前のない女たち』シリーズは劇場映画化もされている。

 

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