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「小説幻冬」編集部より

2018.03.02 公開 ポスト

【編集部日記】後輩が作った『ゲットーに咲くバラ 2パック詩集』が素敵。

2月26日(月)
3月10日にいよいよ映画公開される『去年の冬、きみと別れ』(中村文則著)がまた重版かかる。しかも今回はどどんと50000部の重版。これで累計30万部突破。嬉しい。

昼、須藤元気さんと打ち合わせ。しなやかに生きている須藤さんと話していると、いつの間にか凝り固まった考えに支配されている自分を反省する。脳みそをやわらかくしたい。

夜、どうしても映画が観たくなり、「ロープ」を観にいく。上司キクチに勧められた映画なのですが、実に見事な映画で痺れる。井戸に落ちた死体を引き上げるという導入部。「このあと、どう展開するんだろう」と思いながら観ていたら、実に深みのあるところまで連れていってくれる。こういう作品を見るとやる気が出てくる。
ちなみに、この映画を教えてくれたキクチは、今話題の『死ぬまで歩くにはスクワットだけすればいい 』(小林弘幸著)を作った編集者です。


2月27日(火)

『ゲットーに咲くバラ』

かつて作った大島優子さんの写真集『脱ぎやがれ!』が重版かかる。初めて作った写真集で、久々に見返していたら、その頃のこととかを思い出して感慨深い。

以前幻冬舎で働いていた後輩が2pacの詩集を作ったとのことで、送ってくれた。その彼はいま渋谷で働いていて、夜の渋谷を歩きながら2pacを聞いているとのこと。
「あいつがこういう本を作るようになったかぁ」と、なぜか感慨深い。『ゲットーに咲くバラ 2パック詩集』という本です。


2月28日(水)
デスクワークに勤しむ。「忙しいのはありがたいこと」と自分に言い聞かせようとしたけど、あまりにも次々と「やらなきゃいけないこと」が舞い込むので、やや心が折れ気味。毎回やる気満々であるのがベストだけど、今日はサボりたいモード。

夜、四谷で会食。


3月1日(木)
映画 去年の冬、きみと別れ ビジュアルブック』発売日。ドキドキ。

夜、編集部で小説幻冬のことを考える。ペンと紙を用意して、「やりたいこと」とか「決まっている予定」とかカテゴリー分けして思いつくままに書く。そうすると、「あ、こういうのどうかな」とか「こうしたら現実的かな」とか、考えが一段深まる感じがする。ただ「考える」だとどこから手をつけていいかわからなくなるけど、書きながらだと色々と見えてくる。たまにこういう作業をすると、その時の自分の状況が整理できて心が落ち着く。
 

3月2日(金)
ここ数日の間、時間を作っては取り組んでいた原稿のメドがついたので、もう一回全体を見直す作業。昼、会社で打ち合わせ。そのあと、会社で取材。

夜、大藪春彦賞のパーティへ。
 

「小説幻冬」有馬大樹

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