一人の”野武士”が日本国民の食欲を刺激しまくる勝負にうって出ました。
野武士の名は、香住武。35年にわたるサラリーマン生活を勤めあげた初老の男。特筆すべき点はありません。どこにでもいる普通のおじさん。
でも、普通のおじさんだからこそ、「食」にまつわる記憶には人生の妙味が漂います。
外回りの合間を縫って立ち寄った中華料理屋。仲間と食べたスキヤキ。出張先の小料理屋。やりたくてもやれなかった「平日真っ昼間ビール」……。
そんな香住武が、定年退職を迎えて挑む「ひとり飯」。そしてその醍醐味。
それが『野武士のグルメ』です。
人生を支えた「食」の記憶をつまみにしながら、人目も気にせず堂々と、己の流儀で、ぶっきらぼうに、食べる、食べる、食べる。
その姿は、まさに野武士。
定年退職した香住武は、穏やかな風貌とは裏腹に野武士のごとき野性を胸に秘め、「食」と向き合うのです。
隠れた名店がどうのとか、ミシュランで星がどうのとか、こまっしゃくれたことは言いません。勤め人時代に培った忍耐力を放棄して、あえて無頼に食べてみる。
食べるものだって気取っちゃいません。ふらりと入った食堂で「焼きそば&ビール」。飛び込んだ民宿で「アジの干物」。無愛想な店主が作る「タンメン」……。
我々幻冬舎plusスタッフ一同、新しい原稿を拝読するたびに言い合いました。
「おいしそう!!!」
「今日は絶対に●●を食べる!!」
読んだ後に、じんわりと感動したりもするのですから、すごい作品です。
3月20日、『野武士のグルメ』が単行本になって書店に並びます。幻冬舎plusでは、その魅力をもっと味わってもらうべく、様々なコンテンツを用意しました。
第一話(「九月の焼きそビール」)から、極上の味わいです。ぜひ、お楽しみください。
『野武士のグルメ』を味わい尽くす コンテンツ一覧
試し読み 第一話 「九月の焼きそビール」
大根仁×久住昌之「『野武士のグルメ』を語り尽くす」
南信長「久住昌之と土山しげるのタッグに腹が減る理由」
うえやまとち×安倍夜郎×土山しげる
書店員さんと『野武士のグルメ』
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