「若さの素」をチャージするには「赤い食材」「黒い食材」
次のチェックシートを使って、あなたの「腎の力」をチェックしてみましょう。
□ 疲れがとれにくい。
□ 意欲が低下気味。
□ 髪のボリュームが減る。白髪が増える。
□ 歯を磨いているのに歯周病になる。
□ 皮膚が乾燥する。
□ 腰痛・膝痛が出る。
□ 体の冷えを感じるときがある(男性)
□ 夜間トイレに2回以上行く(男性)
□ 朝立ちがなくなった(男性)
□ 落ち込みやすい(女性)
□ 上半身はのぼせ、下半身が冷える(女性)
□ お腹周りの肉が急に増えた(女性)
3つ以上当てはまる人は、腎の力が低下気味です。
腎精=若さの素をチャージするひとつの方法は、「血」を一緒にチャージする食材ととることです。
中国医学でも「血」は西洋医学の「血液」と同様、体に栄養を与え、精神活動にも関わる重要な働きをしています。血が不足すると、貧血や乾燥、筋の硬直、髪や爪のつやが失われるなどの症状が出ます。
「精血同源」とも言われ、血は必要なときには精になり、精は必要に応じて血に変化します。ですから腎精をチャージするには、血も一緒にチャージすると、とても効果的なのです。
便利なことに、食材には血と腎精を同時にチャージできるものが多くあります。
たとえば、黒豆、黒ゴマ、黒米、キクラゲ、牡蠣、すっぽんなどの黒い食材です。
イカ、タコ、アサリ、シジミなどの魚介類や海藻、海老など海由来の食材もそうです。
ベリー類では、ラズベリー、クコ、ブルーベリー、マルベリー(桑の実)などは、血と精を同時に補うことができます。
血を増やす食材には赤い食材が多いので、ナツメ、トマト、小豆、カツオ、レバー、赤身の肉なども意識して食べるようにしましょう。
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