みなさんこんにちは。第61次南極地域観測隊・調理担当のタテヤです。
2020年12月21日、しらせが昭和基地沖約350mに接岸しました。
接岸すると、基地側の燃料タンクとしらせをパイプで繋ぎ、燃料輸送を開始します。
しらせから金属タンクへ、約3日間かけて燃料を送ります。
航空機での輸送ができない大型物資は、海氷上を雪上車で牽引して基地内へ持ち込みます。運び出しが終わると、今度はすぐに「持ち帰り物資」をしらせに積み込みます。これを氷上輸送と言います。
気温が下がり海氷の引き締まる深夜に、氷上輸送は行われます。
次の隊の物資が詰まったコンテナが次々に運ばれてきます。
持ち込みと「持ち帰り物資」の氷上輸送は8日間、22時頃から早朝6時頃まで続きます。隊員は皆くたくたです。
61次隊では、11月後半から南極の深海魚「ライギョダマシ」を釣りに出かけました。
11月下旬から釣り始めて5回目のチャレンジでライギョダマシをついにゲット! 1m50㎝、46.5㎏の超大物です!
前半は全く釣れずにいましたが、後半に流れが来て、1m超えを3本も! 魚は魚拓を取った後、冷凍したまま国立極地研究所へ運ばれて国内の研究者に提供され、いろいろな研究に使われます。
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料理人タテヤ、再び南極へ。第61次南極観測隊・調理担当タテヤが、昭和基地での日々をレポートします。
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