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南極調理隊タテヤの越冬日記

2014.03.15 公開 ポスト

第2回

南極の夏は大忙し竪谷博

日本隊としては今回の55次隊で初めて導入された、大型雪上車ピステン・ブーリー! スキー・スノボ好きにはおなじみ、ゲレンデ整備で大活躍するピステンの南極仕様です。ガタイは大きいですが、細かく滑らかな動きができる優れもの。

 

1月26日。昭和基地内クリーンアップ作戦。廃材を処理して来年の持ち帰り物資に。

 

よく使っていた便利なバギートレーラー。

 

食糧専用の12フィート・リーファーコンテナ。リーファーコンテナというのは、内部を一定温度に保つ設備のあるコンテナのことです。冷凍物は全てこの中に収めて、日本から運んできました。予備の食糧と合わせてこれが8機!

 

観測隊がチャーターした中型ヘリコプターで、大陸沿岸調査も活発に行いました。

 

夏作業の風景その2。コンクリートを流して建物の土台を作る作業や、急斜面での危険なクレーン作業等々。いろいろ手分けして、それぞれができることをやりました。夏とはいえ、昭和基地周辺の1月の平均最高気温は2度! 厳しい寒さのなか、1月末まで毎日大忙しでした。

 

そして2月1日。54次隊から55次隊への越冬交代式を迎えるのであります(^^)


次回は越冬開始直後の様子からご紹介しましょう。ではまた!
 

 

 

 


 

 

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南極調理隊タテヤの越冬日記

南極ではどんな暮らしをしているの? 何を食べてるの? 第55次南極観測隊・調理担当隊員タテヤが、昭和基地での日々をレポートします。

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竪谷博

1972年、東京都生まれ。日本料理店での修業を経て、居酒屋・風神亭チェーンの料理人として腕をふるう。41歳で一念発起し、第55次南極観測隊の調理担当として、2013年12月、昭和基地に赴任。ただ1人の調理担当隊員として、第55次南極観測隊越冬隊24名の活動を支え、15年3月に帰国。同年7月には東京都杉並区に居酒屋「西荻窪じんから」をオープン、居酒屋激戦区の西荻窪で多くの人に愛される人気店になる。47歳で再び一念発起し、第61次南極観測隊越冬隊の調理担当として、19年12月、昭和基地に赴任。越冬隊30名の活動を支えている。

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