「臆病者の時間が長すぎた」と振り返る武田真治さんが、自らの反省とともに届ける、『上には上がいる。中には自分しかいない。』が10月14日に発売されました。武田さん自身が、生まれ変わるために自分へと送ったリアルなメッセージと再ブレイクへとつながった人生哲学。その一部をお届けします。
人がやってるから、 自分もやってみる。
「やりたいことが見つからない」と悩む人は少なくないでしょう。
僕の場合、芸能界デビューしてしばらく経った20代半ばに「本当にやりたいことはなんなのか?」を考えすぎて、『めちゃイケ(めちゃ×2イケてるッ!)』を除くテレビ業界から一度はほとんど消えた経験があります。
一度消えそうになった経験で僕は、誰にでも代わりはいることを知りました。 「絶対にその人でなければダメだ!」と世間から認められる人はかなり少数。代わりなんかいくらでもいるとわかったうえで、運よく自分がその役割をやらせてもらっていると思ったほうがいい。
それは、決してカッコ悪いことではありません。 他の人ができることを背負うのを嫌がり、 「僕には、自分にしかできないなにかがきっとあるはずだ」と強がりなにもしないでいるのは、「人と比べられるかもしれない」ことを怖れてリングに上がらない負け犬です。
自分が好きなことを「人がやってるから自分もやってみる」って、仕事を選ぶ立派な動機なのです。
【お知らせ】
武田真治さんが、市村正親さんとダブルキャスト主演を務めるミュージカル『オリバー!』が上演中です。『メリー・ポピンズ』『レ・ミゼラブル』のプロデューサー、キャメロン・マッキントッシュによる話題作。詳細は、公式HPをご覧ください。
上には上がいる。中には自分しかいない。
2021年10月14日発売『上には上がいる。中には自分しかいない。』(武田真治さん著)についてお知らせします。