皆様こんにちは。第55次日本南極地域観測隊調理隊員のタテヤです。前回の最後は海氷上安全訓練、おまけは飲兵衛写真でした(^^) 。今回はこちらから始めることにしましょうかね~u~m
3月18日。綺麗な夕焼けになりました。
そのあとに現れたのがでっかい真ん丸お月さん。南極の空気はとってもクリアーなのでものすごく綺麗に見られます。
当直隊員得意のお絵描きボード!? いやメニューボードです。3月19日のお昼は天ぷらうどん。海老天、イカ天、各1個ですよ~。
夜は黒豚ロース肉の生姜焼き、自家製ポテトサラダ、鶏レバーソース蒸し。
3月20日昼。うな丼定食!
3月20日夜。観測M隊員のリクエストにより作りました。ミートソースたっぷりスパゲティー!
最近よく出します。焼きたてクロワッサン。朝から食べ放題! 焼きたての香りが食欲をそそります。
3月21日。装輪車(タイヤの着いている車両)をすべて車庫にしまいます。冬支度の最終段階の時期。バッテリーを外された車両は、次の夏期間が来るまで長い眠りにつきます。
私が夏期間に最も世話になったバギーも冬眠です。この先の冬期間に活躍する車両は装軌車(キャタピラー付きの車両)です。いよいよ昭和基地も深い雪に閉ざされていきます。
倉庫に車両を収める作業も順調に進み「さ~最後の1台だ~」となった時、南極恒例!?のハプニング発生! 車内にキーを付けたままドアロックが完了していたのであった。
予備キーを探しにT隊員が大急ぎで基地に戻っている間、「もしかして古い車両だからこれで開くんちゃうか~?」と、設営K隊員。やんちゃしていた昔を思い出してか(?)、ピッキングを始めたのである……。
「ホントに開くのか~」「すげー!」と見守る隊員達……がしかし、この時風速15m、マイナス10℃。激さむに耐えられず、見守る隊員達は早々と車庫の中へ避難。K隊員も指先がイタ~くなってきて、5分後には「やっぱやめとこか~?」と、いさぎよく避難。
30分後、結局、T隊員の持ってきたスペアーキーで問題は解決したのであった。ありがとう、T隊員!
南極調理隊タテヤの越冬日記
南極ではどんな暮らしをしているの? 何を食べてるの? 第55次南極観測隊・調理担当隊員タテヤが、昭和基地での日々をレポートします。
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