デキるビジネスパーソンほど体を鍛える……。最近では常識となりつつある「筋トレ」のさまざまな効果。興味はあるものの、何から始めたらよいかわからない方にオススメしたいのが、多忙をきわめる経営者、EXILEといった著名人らを指導してきた人気フィジカルトレーナー、吉田輝幸さんの『6つの力を養い、理想の働き方を叶えるトレーニング』です。道具なしで、自宅でできる本書のトレーニングは、まさに多忙なビジネスパーソンにぴったり。さっそく今日から試してみてください!
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血流を高めて「脳力」覚醒
この章では、「6つの歯車」のうち身体の基本的な使い方を身につけたり、クセなどを改善したりするための「コレクティブ・エクササイズ」を紹介します。運動するときだけでなく、仕事や生活のあらゆるシーンで基本となる、姿勢や呼吸のトレーニングが中心です。
分析という深い思考や洞察には、脳が活発に機能することが必要です。
思考を担う脳とトレーニングの関係には、序章で述べたことのほかに、呼吸が大事です。正しい呼吸で全身の血流が促されれば、酸素とともに脳にも十分血液が行き渡るからです。深い呼吸は、それだけで思考を穏やかに安定させ、クリアな状態でものごとを考えられる効果もあるでしょう。
紹介するエクササイズは、呼吸を重視し、血流を高めて脳の状態を良好にします。単なる深呼吸ではなく、肋骨や横隔膜の動きを正して、お腹にも胸にも空気をたっぷり吸い込む「仰向け呼吸」のほか、「うつ伏せ呼吸」は正しい呼吸は背中まで空気が入ったように膨らむことを実感できるはずです。
これらは、誰にも教わらなくても深く大きな呼吸ができる赤ちゃんがお手本です。重力の負荷を受けずに長年のクセを改善できるよう、寝そべった姿勢で行います。
また、朝の目覚めをよくして一日をすっきりとはじめられる、肩甲骨まわりをほぐすストレッチもあります。夜、不自然な体勢で寝ていると、思った以上に身体に負担がかかります。仕事中はあまり使わない肩甲骨まわりを朝一番にほぐしておけば、肩こり予防に効果的です。朝の目覚めや夜寝る前の習慣として、取り入れてください。
「コレクティブ・エクササイズ」は、長年の身体の使い方のクセやバランスの悪さなどを改善し、正しく整えるためのメニューです。これを通じて「呼吸」を整えれば、脳の血流が促され、頭の回転が速くなるとともに、多角的思考や深い洞察もしやすくなるなど、脳機能そのものが活性化します。
同時に、深い呼吸には余計な雑念を鎮める作用もあります。冷静かつ客観的な分析には、整った呼吸が欠かせないのです。
分析力トレーニング(1) 仰向け呼吸(ブリージング)
5回/1~2分
動画でチェック!
POINT
- 腹部前面だけでなく、背中や脇腹も360度風船のように膨らませるイメージで。
- 吐くときはお腹と胸の順番は意識せず、自然にお腹をヘコませる。
- 吸うより吐く時間を長く、1回の呼吸に10~15秒。もっとゆっくり行ってもよい。
NG
- 胸だけ膨らませたり、胸を肩に引き上げてしまわないように。
- カんで肩が上下してしまうのもダメ!
分析力トレーニング(2) うつ伏せ呼吸(ブリージング)
5回/1~2分
動画でチェック!
POINT
- 吸うときはお腹まわりを360度、脇腹まで風船のように膨らませる。
- 吐くときはお腹と胸の順番は意識せず、自然にお腹をヘコませる。
- 吸うより吐く時間を長く、一度の呼吸を10~15秒で行う(もっとゆっくりでもよい)。
- コツをつかんだら、座り姿勢のときなど日中いつでも行うと◎。
NG
- 胸だけに空気が入ると肩が持ち上がる胸式呼吸になってしまう。
- お腹より先に胸を大きく膨らませてしまう。
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エクササイズの続きは書籍『6つの力を養い、理想の働き方を叶えるトレーニング』をご覧ください。
6つの力を養い、理想の働き方を叶えるトレーニング
デキるビジネスパーソンほど体を鍛える……。最近では常識となりつつある「筋トレ」のすごい効果。興味はあるけれど、何から始めたらいいかわからない、という方にオススメしたいのが、多忙をきわめる経営者や、EXILEといった著名人をサポートしてきたフィジカルトレーナー、吉田輝幸さんの『6つの力を養い、理想の働き方を叶えるトレーニング』です。道具なしで、自宅でできる本書のトレーニングは、まさに多忙なビジネスパーソンにぴったり。さっそく今日から試してみてください!